これ以外にも、1992年に電子制御ツーペダルクラッチシステム「EKS」や2009年の911ベースのEBVスポーツカー「eRUF」、RUF製V8エンジン搭載の911「RGT-8」など、技術的な挑戦を続けてきた。
日本へは、1985年に初上陸。前年にロードカーとして世界最高速時速となる306km/hを記録したコンプリートカー「BTR」が、当時正規インポーターであったイシダエンジニアリングによって輸入され、日本のクルマ好きにもRUFの存在が知られるようになる。
●世界で評価されるRUFだが、今も超希少
RUF正規インポーターであるRTC石田幾多郎さんに、RUFの今を伺うと、日本での販売台数は、年間5台程度と超希少。しかもオーナーが滅多に手放すことがないため、中古車も幻の存在だという。
しかも近年、世界的にRUFの評価が高まっており、実際に中古車の価格も高騰している。その上、新車は高価で生産台数も限られる。
そこで、愛車にRUFの技術を取り入れられるエンジンコンバージョンキットが、RUFを体感する最短距離となっている。しかも、本国以外でRUFのキットが自国で装着できるのは、なんと日本だけだそう。他国では、ドイツに持ち込むしか方法はない。
その理由は、施工に対する高い技術レベルの要求にある。RUFの目に敵わないメカニックには、RUFの施工は行わせないのだ。さらにコンピューターやターボへのコンバージョンは、本国のRUF社のエンジニアのみしか行えないため、日本から空輸して作業を行ってもらうそうだ。
石田さんによれば、「RUFのエンジンコンバージョンキットは、コンプリートカー開発のノウハウを活かしたものですが、彼らも実際に新車を購入し、徹底した研究開発を行った上でしか、市販化しません。
しかも自動車メーカーの拘りとして、壊れないことや扱いにくいものにならないようにも十分に気を配っています」とのこと。
なんともドイツらしい職人魂溢れる自動車メーカーなのだ。しかもポルシェへのリスペクトも凄まじいだけに、ポルシェオーナーからも一目置かれるのだ。ぜひRUFを入手したい、愛車のポルシェにキットを装着してみたいというオーナーは、京都を拠点に全国のサポートを行っているRTCまで問い合わせを願いたい。
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