悲運の個性派スポーツカー三菱エクリプス 時代に乗り遅れた名車が辿った軌跡


4代目は日本に輸入されず そして生産終了

 4代目は2005年に北米で発売された。エンジンは2.4L 直4と3.8L V6の2種類が用意され、3代目よりさらに丸みを帯び、北米で好まれる筋肉質でボリューム感のあるスタイリングとなったが、この4代目が日本に正規輸入されることはなかった。

 というのも、このころ日本のクーペ市場はかなり縮小しており、エクリプスのようなモデルの需要はほとんどない状況。特にエクリプスは、左ハンドル仕様のみで、北米市場に合わせて大きくなったボディサイズやターボモデルの廃止など、日本人にとってはとっつきにくい要素がてんこもりだったのだ。

 日本では受け入れられなくなっていたエクリプスだが、北米での販売は好調だった。しかし、三菱自動車の中期経営計画「ジャンプ2013」に基づき、2012年に生産終了となってしまった。

4代目エクリプスは日本に導入されず。スポーティでバランスの良いスタイリングはなかなかイケてると思うが…

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 北米生まれの小気味良いクーペであるエクリプスには独特の個性があった。初代や2代目のような小型サイズでピリリと刺激的なパワートレインが続いていれば、そして右ハンドル仕様があれば、もっと違った道を辿っていたかもしれない。

 ちなみに現在新車で販売されているSUV「エクリプス クロス」は、このモデルから名前が取られているが、メカニズムの共通性はない。クーペSUVモデルだからというのが命名の理由だそうだが、本来のクーペモデルが復活する日はやってくるのだろうか。

【画像ギャラリー】ギャランGTOからエクリプスまで!! 懐かしの三菱スポーティクーペの歴史を写真で振り返る(26枚)画像ギャラリー

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