■なぜドアロック連動型のフューエルリッドを採用? ホンダの回答は
さて、現在進行形でフューエルリッドのロック方式はどうなっているのだろう? トヨタとホンダに質問メールを送ってみた。
トヨタはレクサスNX、レクサスRX、レクサスISのフューエルリッドはドアロック連動タイプ。RAV4のPHVは充電口のリッドが連動になっているとのこと。また、国内販売は行われていないもののカローラPHVの充電口リッドも連動とのこと。
ホンダはフィットやN-BOXなど、コンパクトカーや軽自動車にまでフェールリッド連動タイプを採用している。なぜ。そこまでするのか? 質問したところ、帰ってきた答えは「ユーザーの使い勝手向上のため」とのこと。
当たり前と言えば当たり前だが、ホンダはユーザーアンケートの分析などから連動タイプを採用、今後も増やしていくとのことだった。
クルマが誕生して130年以上が経つが、クルマはつねに進化を続けている。その進化の過程ではいかに商品性を向上するか? ということが非常に重要視されている。
最初のころは鍵さえなかった燃料タンクのキャップに、鍵が付き、リッドが付き、それが連動タイプとなった。かつて、軽自動車にはパワーウインドウもなかったが、今どきの軽自動車ではパワーウインドウは当たり前、ACC(先行車に追従できるクルーズコントロール)が付くようになったのもつい最近だ。
ライバル車よりも少しでも装備を充実させることが商品性を向上させ、売り上げアップにつながるのだから、今後は連動タイプが増えていくことは必至だろう。
■「給油口のフタが開かない!」まさかのトラブル対処法は?
さて、最後に連動タイプでリッドが開かなくなったときの対処法についてお知らせしたい。
まずは何度かリモコンで開け閉めする。何度かやっているうちに、リッドが開くことがある。この際、リモコンリッドを軽く叩きながらやると、引っかかりっていた部分が外れたり、動きの悪かったアクチュエーターが動いたりして、リッドが開くことがある。
そうした方法でもリッドが開かない場合は、ラゲッジルームなどから開けることができる。内張の一部を外すなどして、手動でリッドを開けられるようなっているのだ。もし、ご自分のクルマが連動タイプの場合は、一度取扱説明書をチェックしてトラブル時の開け方を覚えておくことをおすすめする。
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