ディーラー完全休業でどうする? 年末年始の愛車トラブル 知っておきたい対処法

年末年始の急な故障 できる対処法は?

販売店が完全休業の場合が多い年末年始。会員であればJAFや車両保険のサービスなどが困ったときの生命線。自分の車がどのようなサービスを利用できるか事前に確認しておくことも大切だ
販売店が完全休業の場合が多い年末年始。会員であればJAFや車両保険のサービスなどが困ったときの生命線。自分の車がどのようなサービスを利用できるか事前に確認しておくことも大切だ

 基本的にはGWやお盆と対処方法は同じ部分が多いが、先に挙げたように年末年始休業は、ディーラーが完全休業するケースが多い。サービス専用の窓口開設や電話受付も行わないお店が増えるので、年末年始はディーラーの力が借りられないと思っておいたほうがいい。

 各メーカーでは、テレマティクスサービスの提供が増えてきた。こうしたサービスに対応しているクルマでは、車載DCMなどを使った緊急時対応サービスを利用しよう。また、各ディーラーのメンテナンスパックや、自動車保険などで、休業中の電話窓口を開設していることも多い。自分がどのようなサービスに加入し、使うことができるのかは、年越し前に洗い出しておくべきだ。

 ただし、仮に連絡がついたとしても完全休業しているディーラーにクルマを持ち込むことはできないし、修理対応もできない。そのため、軽微な故障や不具合の場合には、JAFを頼りにするしかないだろう。

 パンク修理やバッテリー上がりに対応するなど、JAFができることも限られてはいるが、その場に急行してくれて対処してくれるのは助かる。

 また、自分の居住する地域ではディーラーが閉まっていても、隣の都道府県では開店していることもある。先に挙げたように、初売りのスタート時期は地域によって差があるためだ。県境等にお住まいの方は、越県してサービスが受けられる場所を探すのも一つの方法である。

 また、別の地域まで行けないにしても、電話などでアドバイスをもらうことはできるだろう。年始に早く営業しているお店を探し、連絡してみるのもいいと思う。

 ただし、年始はどこのディーラーも忙しい。自社オーナーではない場合、JAFなどを案内されて終わる、もしくはまともに取り合ってもらえないケースも多いことを、あらかじめ承知しておいてもらいたい。

 まずはトラブルを起こさない、起きないようにする努力が必要だ。クルマの健康診断は、今年のうちに済ませておきたい。

 特に年末年始はディーラーの対応が鈍くなりやすい。避けられるトラブルは未然に防ぎ、安心して年越し、新年を迎えよう。

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