■日本車はゼロ!! 現在販売中の世界のシューティングブレーク
■VW アルテオン シューティングブレーク
VWのフラッグシップ、アルテオンに設定されるモデル。ベースのアルテオンはサッシュレスドアにファストバックのシルエットを持つ時流に乗った5ドアクーペだが、追加設定されたシューティングブレークは、分類上はワゴンまたはハッチバックの扱い。
ルーフラインは後方に伸ばされつつもなだらかに下降、反対に次第にハネ上がっていくサイドウィンドウ下端のラインとともに、引き締まったリアクオーター〜リアエンドの造形をみせる。2L TSIエンジンに4WDの4MOTIONを組み合わせる。
●シューティングブレーク度:★★★★☆
■ポルシェ パナメーラ スポーツツーリスモ
4ドアセダンの位置づけのパナメーラをベースに、ルーフをより後方まで延ばしワゴン要素を高めたモデル。
全長×全幅×全高=5049×1937×1422mm、ホイールベース2950mmとかなり立派なボディサイズだが、2.9LのV6ツインターボのGTSスポーツツーリスモの0-100km/h加速は3.9秒。
●シューティングブレーク度:★★★★☆
■ポルシェ タイカン クロスツーリスモ(日本未発売)
ポルシェ初のフルEVとして登場したタイカンに、スポーツセダンに次いで設定されたのがこのクロスツーリスモ。車高調整が利くエアサスを備え、グラベルモードが用意されるなど、SUV的な性格も与えられている、まさにクロスオーバーなクルマだ。
モデルは4、4S、ターボ(b)の3タイプがあり、このうちターボの最大出力は約625ps、ローンチコントロール時オーバーブースト出力で約680psに達する。ポルシェらしいスペックの持ち主だ。
●シューティングブレーク度:★★★★★
■BMW MINIクラブマン
ミニのエステートワゴンではあるが、ラゲッジスペースは積載容量だけを売りにした作風ではなく(といっても360〜1250Lの容量を確保している)、シューティングブレーク的なクルマとも見なせる。
リアスプリットドアと呼ぶ、両開きの少し斜め上向きに開くバックドアは、クラシックミニ時代のカントリーマンのそれを受け継いだスタイルで、この『粋さ加減』がミニクラブマンの魅力。3気筒ガソリン、ディーゼル、4WDがある。
●シューティングブレーク度:★★★☆☆
■フェラーリ GTC4ルッソ(日本未発売)
いかにもフロントエンジンのクーペを改造したかのような典型的なシューティングブレークルックのGTC4ルッソは、FF(フェラーリ・フォー)の後継車種として2016年に登場。2+2の4シーターであるのはクーペ系と同様だが、リアゲートと実用になるラゲッジスペースを持つのが特徴。
6262ccのV12を搭載、AWDが組み合わせられる。残念ながら、すでに生産は終了しているが、本国イタリアでは在庫車を販売中。
●シューティングブレーク度:★★★★★+
■メルセデスベンツ CLA シューティングブレーク
最も身近なメルセデスベンツであるAクラスと同じエンジン横置き&FFプラットフォームをベースに、より流麗なボディを纏うCLA。クーペスタイルの4ドアとともに用意されるのがこのシューティングブレーク。コンパクトなボディながらインパクトのある姿が味わいどころ。
●シューティングブレーク度:★★★★☆
■ジャガー XFスポーツブレーク
ジャガーのサルーンではミドルレンジを受け持つXF。そのバリエーションとして2017年に登場したのがスポーツブレークだ。『ブレーク』はシトロエンなども用いるワゴンの呼称のひとつだが、XFスポーツブレークも565〜1700Lのラゲッジスペースを持ち、ワゴンとしての実用性もシッカリと備える。
かつてのXタイプにはワゴンがあったが、今はないから、希少な多用途車ではある。
●シューティングブレーク度:★★★☆☆
■ジェネシス G70シューティングブレーク(日本未発売)
韓国ヒョンデ社の高級車ブランド「ジェネシス」のG90、G80に次ぐDセグメントのモデルとして用意されるのがG70。2017年に登場しており、2020年には早くも大幅改良を実施し、その後、シューティングブレークが追加された。
写真などで見る限り、スポーティというよりもオトナの味わい、渋味を醸し出した存在感がある。なおヒョンデは、EVブランドのIONIQを立ち上げている。
●シューティングブレーク度:★★★☆☆
コメント
コメントの使い方