■かっこいいけどもう買えない! 歴代のシューティングブレーク
●BMW Mクーペ
オープンスポーツとして登場したZ3のハードトップモデル。デザインはまさしくシューティングブレークそのものだった。
●キャラウェイ コルベット・エアロワーゲン
アメリカのキャラウェイカーズが製作するシューティングブレークのコルベット。ミドシップ化した新型C8へ代替わりしたため新車は入手不可。
●アストンマーティン ザガート シューティングブレーク
デザインカロッツェリアのザガートがデザイン。ベースはヴァンキッシュ・ザガートであり、99台限定で販売された。
●メルセデスベンツ CLS シューティングブレーク
2011年登場のCLSは1年後にシューティングブレークを追加。荷室底面に木製フロアをオプションとして選ぶこともできた。
●ボルボ P1800ES
1972年に登場。荷室の広さはもちろん、後のC30に引き継がれたオールガラスリアハッチなども初採用された。
●ジャガー XJ-S リンクス・イベンター
イギリスのリンクス社がジャガーXJ-Sを架装、67台が製作された。その流麗なデザインで全世界から注目の的となった一台である。
●ロータス エリート
エリートは2代目でシューティングブレークに変身し高級路線へ。ただ社会情勢も重なり販売は伸びず。
●リライアント シミターGTE
スポーツカーとワゴンの長所を組み合わせ1968年登場。その後モデルチェンジを重ね1986年まで生産された。
●ボルボ C30
2006年発売。ボルボのエントリーモデルとして作られ、リア回りはP1800ESのような大型ガラスハッチが採用された。
●フェラーリ FF
フェラーリ初となるシューティングブレークで6.2L V12(660ps/69.6kgm)を搭載。2016年まで生産し、後継をGTC4ルッソへと譲った
■まとめ
本企画担当、「次はシューティングブレークのブームが来る!」と言い続けてかれこれ5年以上。まったくその気配がない。
スポーティで実用性も高いとなればやらない理由はないはずなのに、なぜか日本では新車が出ない。いまだにアコードエアロデッキやカローラ/スプリンターリフトバックの写真がページを飾るというのはどういうことなのか?
ベストカーは声を大にして国産メーカーに聞きたい。「シューティングブレークを避ける理由はなんですか!?」と。「売れそうにないから……」とか答えた日には「夢がないんか!」と気合を入れてやる。
日本は新庄ビッグボスの時代に変わっているのだからクルマも変わらなければ。そのためにはシューティングブレークが必要なのだ!
【画像ギャラリー】なぜ日本はここを目指さない? エレガント&こなれ感が魅力のシューティングブレークたち(24枚)画像ギャラリー
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