■値上がり必至! 今すぐ買っておくべき中古車とは?
すでにR32〜R34スカイラインGT-RやRX-7など1980年〜1990年代の国産スポーツカーは軒並み値上がりモードとなっている。今後値上がり必至で今買っておくべき中古車をピックアップする。
まずは、赤いヘッドカバーでお馴染みのホンダのタイプR。シビック、インテグラ問わず今後さらなる値上がりは必至。現在、落ち着いている車種も今後値上がりに転じる可能性は高いので要注意だ。
値上がりしやすいスポーツカーでは、短期間しか販売されなかった日産フェアレディZロードスターや、5L V8自然吸気という今しか乗れないエンジンを搭載したレクサスRC Fも最近は徐々に値上がり傾向となっている。
スポーツカー以外では、5ナンバーサイズのステーションワゴン、「ホンダシャトル」に注目。直近3カ月で流通台数は100台も減少している一方で、平均相場は約3万円の値上がり幅を記録。値上がりは現在進行形だ。
カローラツーリングが3ナンバーとなり、孤高の存在となったシャトル。利便性の高いシャトルの中古車は流通台数が豊富な今が狙い目だ。
■定額中古車サービスのイイところ・ザンネンなところ
サブスク全盛時代ゆえ、メーカー系ではホンダが「Hondaマンスリーオーナー」で中古車の定額サービスをやっており、非メーカー系では「ORIXカーリース・オンライン」や「定額カルモくん」などで中古車のサブスク(要はリース)を利用できる。
これらのメリットは、諸費用や自賠責保険料などがコミコミの状態で価格設定されているため、毎月の支払い額だけを頭に入れておけば、あとはお金に関する余計なことを考えずに済む気楽さがあるということ。メンテナンス費用もコミになっていたり、別途有料オプションとしてコミにできたりもする。
そういった意味で、「クルマについて細かいことはよくわからない」「いろいろ考えるのが面倒くさい」という人が利用するには、悪くないサービスである。
だが本誌をお読みのようないわゆるクルマ好きからすると、選べるクルマの自由度が低く、なおかつ「自分にとっては不要なサービスもコミになっていたりする」という場合もあるので、積極的に利用する意義はさほどないと言える。
■メーカー認定中古車のいい部分とは?
中古車や中古車販売店の『目利き』ができる自信がある人であれば、必ずしもメーカー系の認定中古車を選ぶ必要はない。ただメーカー系の認定中古車というのは、直営店ではないとしても「メーカーの看板」を正式に掲げて商売をしている関係で、「変なことはしない」という一定水準以上の『信頼性』がある。
つまり「すぐ壊れるような中古車は売らないだろう」「納車後に何かあってもバックれないだろう」ということが、ある程度確実に読めるのだ。
もちろん今どきは、メーカー系ではない一般販売店でも、基本的には「すぐ壊れるような中古車」は売らないし、何かあっても「バックれる」ということはない。だが一般店の場合は、そういった「マトモなお店」と「マトモじゃないお店」の区別は正直つきにくい。
たいていは、特に高年式の車両であれば一般店で購入しても大ハズしすることはそうそうないのだが、たまにハズレはある。
そういったハズレを引く確率が最大限低いのが、一般店より車両価格が少し高い「メーカー系認定中古車」なのだ。ある意味『保険料』である。
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