残価設定ローンの注意点も掲載! プロ直伝新車納得購入虎の巻

【番外コラム】ここは気に留めたい 残価設定ローンのポイント 3選

 残価設定ローン、期間内に数十万kmと過走行となる人、内装が汚れがちになる幼い子どものいる家庭などには、担当者は積極的な利用をすすめないようだ。そんな残価設定ローン、ユーザーは以下のことを気に留めたい。

●残価率(残価設定ローンは完済すると損!?)

 5年後で35〜40%の残価率が一般的とされている。ただ、全般的に確実に保証できる『安全マージン』を読んだ残価率となっている。そのため新車販売の現場では、「残価設定ローンは完済すると損。完済前に下取り査定額などで、残債処理するとお釣りが残るケースもある」という認識だ。

●借り換え(未完済でもどんどん借り換え!)

 愛車のローンが未完済の場合でも、その残債を乗り換え予定の新車のローン元金に上乗せして返済を続ける『借り換え』が今や広範囲で利用できる。ちなみにアメリカでは半ば当たり前の状態。乗り換えが継続してできればいいが、何かの拍子に精算となった場合、負担が大きいことも認識しておこう。

●車両保険(ローン支払いだけを続けることも!)

 支払い開始間近で全損事故に遭ったケース。信販会社の判断次第だが、車両は処分できたが、残債処理ができずローンが残り、ナンバープレートを家に飾りながらローンの支払いだけを続け、クルマも持てないケースがある……、というのも本当の話(悲しい)。

 損傷が甚大ならば全損扱いになる特約があることも知っておこう。前述した最悪のケースだけは避けることができるので、販売現場ではセールスマンは車両保険の加入を強くススメているようである。

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