■画面に突然登場のヒルボネン氏に言葉を失う!!!
オンライン面接、11月12日の夜という指定。おっと! その日はWRCジャパンの記念イベントであるセントラルラリーだ。
選手として出ていたこともあり、何とか都合つけインタビューに臨む。動画の回線繋いでスタンバイしていたら、突如画面にミッコ・ヒルボネンさん登場! 超驚く! ペター・ソルベルグと一緒にスバルのドライバーだった時期もあり、私が出場していた2008年のWRCジャパンはフォードを駆って優勝してます。
ラリーファンとしちゃ落選してもこれだけで幸せでしょう!
おっとインタビューでした! どうやら成績についちゃデータがあるらしく、あまり重視されません。考えてみたらミッコさんレベルになれば参戦実績だけである程度レベルはわかるんだろう。
むしろ「どういう姿勢で競技に出ていたのか?」とか「育成プログラムに申し込んだ理由は?」。そして「今までどんな苦労をしてきたか?」みたいな人間性についての質問がメイン。
成績良ければ勝田貴元選手のようなトヨタの看板を背負ったワークスドライバーになる。最初から圧倒的に速いドライバーなら性格など二の次かもしれないけれど、成長するには時間が必要。
やはりメディア対応を丁寧にこなし、多くのファンから応援してもらえないとならない。モータースポーツは「勝てばいい」というだけじゃなく、プロモーションの一環です。
貴元選手、欧州のメディアからも高く評価されており、トヨタの、いや日本のいいアピールになっている。性格に問題のあるドライバーだったらむしろマイナスだ。多くのドライバーにインタビューしてきたが、トヨタのWRC関係者でいえばラトバラ監督最高でしょ!
オジエもジェントルマン。ロバンペラの場合、親父がメディア対応を教えているらしく、しっかり受けてくれます。
今年ドライバーにカムバックするラッピはメディア対応に問題あったが(インタビューの時に足組んでふんぞり返るなど態度悪いと評判)、ラトバラ監督の再教育を受けると思う。
■GRは技術に加えて突破力や人柄も問う
ミッコさんのインタビュー、相当の比率で人柄を見ている感じ。私の場合、ミッコさんもジジイのジャーナリストが一次選考に残っていると教えてられなかったらしく、少しばかり対応に困ったかも?
育成プログラムに申し込んだ理由も聞かれました。「今まで競争力のあるラリー車に乗った経験が2回しかありません。死ぬ前にどのくらいの実力を持っているのか知りたいと思ってます」と答えたら笑ってました。
実際、私にとってのラリーって、ある意味常に新しいチャレンジ。皆さんと同じレベルのラリー車に乗って競技に出たのは、フォードMスポーツの2戦しかない。
そんなこんなでネットでの二次審査終了。結果は年内に、ということでした。そしてついに連絡あり、結果は「落選!」。わかっちゃいるけれどガックリします(笑)。
ただ機会あったら最終選考会の取材もしていいでしょ、ということなので、メディアとして育成プログラムを紹介していきたいと思う。貴元選手のように素晴らしい人材が出てきたら我が国にとって財産です!
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