ホンダe MIRAI リーフe+… オーナーだからこそわかることがある!!! 国産EV・FCV評論家オーナーインプレッション

ホンダe MIRAI リーフe+… オーナーだからこそわかることがある!!! 国産EV・FCV評論家オーナーインプレッション

 本企画では、クルマのプロである自動車評論家が実際に購入した愛車について自らインプレッションをしてもらう。

 なぜ買ったのか? チョイ乗りではわからない、いろいろなシチュエーションで使ってみてわかったいいところ、悪いところ、そして期待どおりだったのか? 後悔していないか? オーナーだからこそわかるクルマ評価を大公開!!

 購入を検討している人にとって最高のアドバイスとなるはずだ!

※本稿は2021年11月のものです
文/片岡英明、国沢光宏、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2021年12月26日号

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■ホンダ Honda e(オーナー:片岡英明氏)

ホンダ Honda eと片岡氏。全長3895×全幅1750×全高1510mm、車重1540kg、モーター定格出力60kW、電池容量35kWh、154ps/32.1kgm、一充電走行距離259km

 愛らしいデザインに惚れてホンダeを買ったが、早いもので間もなく納車から1年だ。派手なチャージイエローを選んだこともあり、今でも熱い視線を感じる。女性や子供たちからの評判もいい。

 1年で8500kmほど走ったが、走行性能には満足している。とくに気持ちいいハンドリングと冴えたフットワークがお気に入りだ。BMWのi3のサスペンションが締め上げられていたこともあり、家族や知人からは乗り心地のよさも褒めそやされた。

 モーターならではの鋭い瞬発力と優れた静粛性は、乗った人の多くが認めている。個人的には軽量ボディにパワフルなi3の世界を知っているだけに驚きはない。だが、ファミリーカーとしては必要十分な実力と言えるだろう。

 気になる電費は、スポーツタイヤを履いていることを考えれば納得できるものだ。積極的に走ると6km/kWhを簡単に割り込んでしまう。クルマが重いから、電費をよくするためにはそれなりのテクニックが必要になる。電費を気にする人にはエコタイヤを履く標準仕様がお薦めだ。

 ストレスのたまらない走りで7km/kWh前後だから、240kmほど走れる計算になる。安全マージンをとると、200km以下が安全圏内だ。重いバッテリーをたくさん積むEVは地球に優しくないと思うので、街乗り中心の使い方ならこれで不満はない。

 ホンダeを選んだ理由のひとつはインフォテイメントや車内Wi-Fi、100VのAC電源の搭載だ。最初はセッティングに戸惑ったが、使いこなせるようになるとチョー便利で楽しい。ただし、ナビがたまに駄々をこねるのは初期モノならではの悩みか!?

 気に入らないのは荷室が狭いのに後席が分割可倒式でないこと。また、ラゲッジルームに充電ケーブルの収納場所がないのも不満だ。ユーザーのことを考えていない。

■トヨタ MIRAI(オーナー:国沢光宏氏)

トヨタ MIRAIと国沢氏。全長4975×全幅1885×全高1470mm、車重1920kg、燃料電池、水素タンク容量5.6kg、182ps/30.6kgm、WLTCモード航続距離850km

 走りに関して言えば、まったく不満なし! 100km/hくらいまでなら驚くほど加速性能いいし、当たり前のごとく静か。乗り心地だって普通の人の20倍くらいウルサイ私でも、何とか納得できるくらい上質だ。

 ハンドリングは低重心と、50対50に近い前後重量バランスもあり、絶品と言ってよい。ほとんどスポーツモデルです。燃料電池車じゃなくても「いいね!」したくなるようなクルマとして仕上がっていると思う。

 売れゆきイマイチの理由その1はデザインかと。特にフロントの造形ときたら完全にアメリカ人向け。日本のユーザーからすれば、端正なフロントグリルが欲しい。新型MIRAIのフロント、私はサメ顔にしか見えない。

 できればアメリカ仕様と日本仕様でフロントのデザインを大きく変えるべきだったと思う。今からでも遅くないから、日本人向けの顔つきにしてほしいです。現行モデルと互換性あれば1秒も迷わず換える。

 その2は新型MIRAI側の責任じゃなくインフラだ。水素ステーションは2014年からほとんど増えていない。しかも土日休みで営業時間17時までの水素ステーション多いから厳しい修行になる。仕事の往復や休日ドライブなどすると、水素充填に困ってしまう。

 エンジン車だってガソリンスタンドがなければ安心して乗れないと思う。このあたりは自動車メーカーじゃなく政府のインフラ担当が悪い。現状だと非常に厳しい。

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