ホンダe MIRAI リーフe+… オーナーだからこそわかることがある!!! 国産EV・FCV評論家オーナーインプレッション

■トヨタ MIRAI(オーナー:国沢光宏氏)

トヨタ MIRAIと国沢氏。全長4975×全幅1885×全高1470mm、車重1920kg、燃料電池、水素タンク容量5.6kg、182ps/30.6kgm、WLTCモード航続距離850km
トヨタ MIRAIと国沢氏。全長4975×全幅1885×全高1470mm、車重1920kg、燃料電池、水素タンク容量5.6kg、182ps/30.6kgm、WLTCモード航続距離850km

 走りに関して言えば、まったく不満なし! 100km/hくらいまでなら驚くほど加速性能いいし、当たり前のごとく静か。乗り心地だって普通の人の20倍くらいウルサイ私でも、何とか納得できるくらい上質だ。

 ハンドリングは低重心と、50対50に近い前後重量バランスもあり、絶品と言ってよい。ほとんどスポーツモデルです。燃料電池車じゃなくても「いいね!」したくなるようなクルマとして仕上がっていると思う。

 売れゆきイマイチの理由その1はデザインかと。特にフロントの造形ときたら完全にアメリカ人向け。日本のユーザーからすれば、端正なフロントグリルが欲しい。新型MIRAIのフロント、私はサメ顔にしか見えない。

 できればアメリカ仕様と日本仕様でフロントのデザインを大きく変えるべきだったと思う。今からでも遅くないから、日本人向けの顔つきにしてほしいです。現行モデルと互換性あれば1秒も迷わず換える。

 その2は新型MIRAI側の責任じゃなくインフラだ。水素ステーションは2014年からほとんど増えていない。しかも土日休みで営業時間17時までの水素ステーション多いから厳しい修行になる。仕事の往復や休日ドライブなどすると、水素充填に困ってしまう。

 エンジン車だってガソリンスタンドがなければ安心して乗れないと思う。このあたりは自動車メーカーじゃなく政府のインフラ担当が悪い。現状だと非常に厳しい。

■日産 リーフe+(オーナー:国沢光宏氏)

日産 リーフe+と国沢氏。全長4480×全幅1790×全高1510mm、車重1565kg、モーター定格出力85kW、電池容量62kWh、218ps/34.7kgm、一充電走行距離458km
日産 リーフe+と国沢氏。全長4480×全幅1790×全高1510mm、車重1565kg、モーター定格出力85kW、電池容量62kWh、218ps/34.7kgm、一充電走行距離458km

 電池容量24kWhの初期型で大いに苦労した航続距離ながら(ヒーター使う寒い日だと130kmくらいしか走れない)、62kWhという大容量電池積むe+ならまったく不安なし!

 購入直後、丁寧に走ってみたらカタログスペックどおり458km以上走ったのには驚いた。ヒーター使うような寒い日だって電費をまったく気にせず走っても300km以上走ってくれる。

 また、e+くらいの航続距離があると、外出先で充電する必要性なんか『ほぼ』ない。私のe+も、買ってから20回くらいしか急速充電しておらず。電気自動車の弱点をほとんど解決していると思う。

 何より楽しいのは動力性能。どの速度域であっても、アクセル踏めば面白いくらい加速してくれる。いわゆる「ホットハッチ」より圧倒的に速いです。強いて弱点を挙げるなら、テレスコ機能のないこと。

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