■現実的な安全技術も進行
一方、これらの先行研究とは別に、間もなく市販車に導入される安全技術が、先日発表されたホンダセンシング360だ。
こちらは実際に運転して効果、機能を体験するデモが実施されたが、前方長距離用を1つ、側方用を4つ、ミリ波レーダーを追加した効果が大きいと実感した。
追従走行していた前方車両が車線変更で消え、その先に停止車両がいたというシチュエーションでも、停止車両を認識するタイムラグが極小。さらに、丁字路でのクロストラフィックアラートでは、80km/hという高速で接近する車両を検知しアラートを出してくれる。
そのほか、路外逸脱の抑制アシストが35km/hという低速域まで効くとか、2輪車や歩行者の検知精度が高まっているとか、ステアリング保持センサーが静電容量感知型にグレードアップしていたりとか、細かい機能&精度向上が積み上げられている。
唯一残念なのは、渋滞時のハンズオフ機能がないこと。せっかくレジェンドでレベル3自動運転車市販化で世界初のタイトルを獲ったんだから、その成果を広く普及させて欲しかったなぁ。
【番外コラム】ホンダだからできる!! 二輪車とも共存安全思想
四輪車だけではなく二輪車メーカーとしても世界に名をとどろかせるホンダだから、「死亡事故ゼロ」に向けてバイク側の安全性向上にも積極的に取り組んでいる。写真のほかにも、二輪の安全技術を各種研究中だ。
【画像ギャラリー】人間のミスをクルマがカバー!! ホンダの安全への取り組みをギャラリーで時短チェック!!!(14枚)画像ギャラリー
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