備えあれば憂いなし! 積んでてよかった この冬を乗り切るカー用品

■クルマに雪が積もってしまった時の便利グッズ

スノーワイパーやスノースクレーパーもあると便利。基本的にはガラス部分に使用する。ボディに使うと細かいキズがつく場合もあるので慎重に(Milan@AdobeStock)
スノーワイパーやスノースクレーパーもあると便利。基本的にはガラス部分に使用する。ボディに使うと細かいキズがつく場合もあるので慎重に(Milan@AdobeStock)

 クルマに雪が積もってしまった場合への備えもあると、イザという時に困らず楽しい思い出になったりするのだ。スノーワイパーは、ボディに積もった雪を落とすのは両サイドが主となるから、T字型のワイパーが使いやすい。

 ウインドウに凍り付いた雪を掻き落とすには、スノースクレーパーを使うといい。樹脂製でもボディに使うのは塗装面をキズ付ける恐れがあるので、ドア回りなどが凍り付いていたとしても、慎重に作業しよう。

 解氷スプレーもぜひラゲッジに入れておきたい。昔のように鍵を挿してドアロックを解錠することはほとんどなく、鍵穴が凍り付いてアンロック不可能になる、なんてことはないが、ワイパーやウインドウ、ドアが凍りつきそうな時にはウェザーストリップにスプレーしておくと張り付き防止にもなる。

 こうしたグッズやケミカルは一度購入すれば、何年かは使い続けられるモノだから、購入を後回しにせずこの冬使えるタイミングで購入しておくことをお勧めする。

■渋滞やクルマで待機中に使えるグッズ&アイテム

渋滞に巻き込まれても、車内で快適に過ごせるグッズがあると気持ちにゆとりができる(One@AdobeStock)
渋滞に巻き込まれても、車内で快適に過ごせるグッズがあると気持ちにゆとりができる(One@AdobeStock)

 渋滞や時間調整などで車内に留まっている機会があることも多い。そんな時にあると重宝するのが、車内を快適に過ごせるためのグッズだ。降雪時などはアイドリングで暖房を使っていても、ドア付近から冷気が流れてきて寒さを感じるものだ。

 最近は身体を温めてくれるグッズもいろいろあるが、基本的な注意点があることを覚えておきたい。電気を使うアクセサリーは消費電力と信頼性、品質には注意しよう。購入して数回使っただけで壊れてしまうモノや、ショートしてヒューズ切れなどのトラブルを起こす可能性がある。

 火災にまでは至らなくても、内装にダメージを負ったり、火傷などの被害を受けたら大変だ。正しい使い方(?)をして火傷してしまうのは自分のミスだが、製品の品質が原因でケガをしたら、安く買えても何もならない。

 そのため価格の安さやデザイン、機能の多さなどで選ぶと、後で後悔することになりかねないのだ。返品できる通販サイトでも、商品以外の損害は請求することは難しい(ほぼ不可能)から、やはり信頼できるブランドから選ぶことを優先したい。

 USBは直流のまま使える便利な電源だが、クルマに備えられているUSB端子は出力が低いモノも多く、電源供給として使いものにならない場合もある。

クルマに備え付けられたUSB端子は低出力のものも多い。シガーライターソケットに挿して使えるカーチャージャーがあればUSB機器への充電もこなせる(chihana@AdobeStock)
クルマに備え付けられたUSB端子は低出力のものも多い。シガーライターソケットに挿して使えるカーチャージャーがあればUSB機器への充電もこなせる(chihana@AdobeStock)

 そこで用意しておきたいのが、シガーライターソケットやアクセサリーソケットに挿して使うカーチャージャーだ。これは12Vから5Vに電圧を変換して、USB機器に電気を供給してくれる。

 USB PD(パワーデリバリー=急速充電に対応した規格)に対応したモノを選べば(もちろん充電する機器も対応している必要があるが)、充電はスピーディだし、けっこう消費電力の大きな(といってもクルマ側がアクセサリーソケットで大容量でもMAXで100Wまで)機器も使えるタイプもある。

 大きくて四角いUSBのタイプAからマイクロUSB、lighning、USBタイプCなど様々なプラグに変換できるケーブルも1本積んでおけば、スマホやタブレットの充電に困ることも少ない。

 それとUSB機器を車内のどの座席からでも使えるように延長ケーブルもあると便利だ。

 クッションがあれば車内での姿勢を変えたい、身体を支えたいという時にも使える。仮眠する時の枕にもなる。さらに電気式のヒーターを内蔵していれば、寒い時には抱え込んでもいいし、シートとの間に入れて背中や腰を温めることにも使えるのだ。

 クッションではなく、ひざ掛けでも、折り畳めばクッションの代わりにもなるから、そちらを選んでもいい。足元が冷えたり、上半身が寒かったりと寒さを感じる場所を重点的に温めることで快適さは格段に上がる。

 こうしたヒーターはUSB利用としては消費電力が大きめなので、電気を供給するUSBポートがそれに対応していないと十分に暖かくならないので気を付けることだ。

電気を使う防寒具は消費電力が大きめなのでUSBポートの出力によってはじゅうぶんに暖まらないこともある。それでも防寒具があるのとないのとでは雲泥の差がある(KenamiRyoko@AdobeStock)
電気を使う防寒具は消費電力が大きめなのでUSBポートの出力によってはじゅうぶんに暖まらないこともある。それでも防寒具があるのとないのとでは雲泥の差がある(KenamiRyoko@AdobeStock)

 車載用Wifiルーターもあると便利だ。これは筆者も利用していて、非常に便利だと思っている。車載用に限定しているため、利用プランが非常に割安で、1年契約であれば、1ヶ月1000円程度で無制限に使えるプランもある。

 停車中は30分しか使えない(再起動すればまた30分使えるが)が、走行中に同乗者がスマホやタブレットによる動画のストリーミング再生やオンラインゲームなどをするなら、通信料の節約にもなる。

 それと定番だが携帯トイレは渋滞時にあると有り難いものだ。グローブボックスなどに1つは入れておきたい。

ポータブルバッテリーがあるとクルマのバッテリーの負担を軽減できる。あると便利ではあるが意外と重さがあるのでラゲッジに入れっぱなしはできたら避けたい(smile@AdobeStock)
ポータブルバッテリーがあるとクルマのバッテリーの負担を軽減できる。あると便利ではあるが意外と重さがあるのでラゲッジに入れっぱなしはできたら避けたい(smile@AdobeStock)

 ポータブルバッテリーがあると、クルマのバッテリーの負担を軽減できる。クルマの電装用バッテリーはそもそもエンジンの始動用で、電装品に電気を供給するのはエンジンによる発電で行なっている。

 車内で待機中に電気を使う場合、そのためにアイドリングするのは不経済だし、環境にも悪い。降雪時に周囲に雪が積もっている状況では、マフラー付近に雪が積もらないように注意して、暖房を使うようにしよう。

 小さな子供がいる家族でスノードライブやウインタースポーツを楽しみに行くなら、テーブル付きシートバックポケットがあると渋滞でもいろいろ遊ばせられるので便利だ。

 後席用シートバックポケットも車内の荷物が片づく上に、後席の乗員が便利に使えてなかなか楽しいアイテムだ。簡単に食べられる非常食もグローブボックスに積んでおくといい。ローリングストックの一部として、入れ替えながら積んでおこう。

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