10年ひと昔! 君は若かった!! 忘れてはいけない地味セダン7選

■5.三菱ギャランフォルティス

 「三菱自動車のセダンとは?」を見つめ直し、その結果「安全」「環境」「快適」性能を高い次元でバランスさせた「グローバル基準のスポーティセダン」として誕生した。

 快適、安全性とスポーティデザインの両立を掲げた。フロントマスクのデザインは、当時の三菱のデザインアイデンティティを示すもので、その最初のモデルがこのギャランフォルティスであった。

ギャランフォルティス概要
・販売時期:2007年8月~2015年3月
・エンジン:直列4気筒DOHC、直列4気筒DOHCターボ
・排気量:1798cc、1998cc
・最高出力/最大トルク:139ps/17.5kgm、240ps/35kgm
・発売時の価格帯:175.4万円〜318.1万円

10年ひと昔! 君は若かった!! 忘れてはいけない地味セダン7選
「グローバル基準のスポーティセダン」として誕生したギャランフォルティス

■6.スバルインプレッサアネシス

 2007年にデビューした3代目インプレッサに追加される形で誕生したのが4ドアセダンの「アネシス」だ。ギリシャ語で「安心」「快適」「信頼」「リラークゼーション」の意味を持つという。

 アネシス専用のフロントグリルやボディーカラーが用意(2色)されたが、ターボモデルは設定されず、NAエンジンのみだった。

インプレッサアネシス概要
・販売時期:2008年10月~2011年12月
・エンジン:水平方向4気筒DOHC
・排気量:1498cc、1994cc
・最高出力/最大トルク:110ps/14.7kgm、186ps/19kgm
・発売時の価格帯:152.3万円〜225.8万円

10年ひと昔! 君は若かった!! 忘れてはいけない地味セダン7選
ギリシャ語で「安心」「快適」「信頼」「リラークゼーション」の意味を持つアネシス

■7.スズキSX4セダン

 スズキが世界戦略車の第3弾として開発した「SX4」のセダンモデル。セダン用にセッティングされた足回りと、15インチタイヤ(195/65R15)を採用し、長距離走行における快適さを追求した。

 また、フロントグリルとバンパーはセダン専用デザインとなっている。さらに、1.5L 4ドアセダンクラスにおいて最大となる515L(VDA方式)のトランクルーム容量を確保するなど、実用性と快適性を兼ね備えたコンパクトセダンだ。

SX4セダン概要
・販売時期:2007年7月~2014年9月
・エンジン:直列4気筒DOHC
・排気量:1490cc
・最高出力/最大トルク:110ps/14.6kgm
・発売時の価格帯:149.1万円〜171.7万円

10年ひと昔! 君は若かった!! 忘れてはいけない地味セダン7選
スズキが世界戦略車の第3弾として開発したSX4セダン

■まとめ:10年ひと昔! 君は若かった!! 中古車市場で見つけたら即買い!?

10年ひと昔! 君は若かった!! 忘れてはいけない地味セダン7選
コンパクトセダンだからと侮るなかれ。世界戦略車として開発され「販売先のひとつ」として日本がカウントされている例もあるのだ!

 10年前には二十歳だった青年もいまやアラサー世代に突入している。当時アラサーだった人たちはいまやアラフォー。本人が認めるかどうかはさておきすっかり「中年の仲間入り」だ。

 今回取り上げたセダンの多くが排気量2リッター以下、コンパクトなモデルばかりとなった。結果として、どちらかというと地味な存在のモデルばかりかもしれない。

 ファーストオーナーはセダンが好きだけど大柄なボディだと取り回しが大変・・・。想像するに、このような志向で選んだベテランドライバーではないだろうか。

10年ひと昔! 君は若かった!! 忘れてはいけない地味セダン7選
10年後には姿を消している可能性もある。中古車市場で見つけたらレスキューを兼ねて次期愛車候補に挙げてもいいかもしれない

 仮にそうだとして、点検整備をきちんと行い、大切に乗られていた可能性がある。少なくともむやみに社外部品を組み込んだり、乱暴に扱われた可能性は低いだろう。それはつまり、中古車としては程度良好の個体を見つけやすいことを意味する。

 絶滅危惧種に近い存在ともいえるだけに、あと5年後には市場から姿を消している可能性もある。いずれも世界戦略車であったり、コンパクトセダンとして煮詰められたパッケージなど、隠れた名車ともいえるモデルばかりだ。

 後世に伝えるべく、レスキューを兼ねて愛車の候補の1台に挙げてみてもいいかもしれない。

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