■パーツが再生産されれば、自動車文化が続いていく
ル・マン クラシックなど伝統のモータースポーツイベントの歴史を振り返って楽しむヒストリックカーのレーシングイベント、パレードラン的なイベントも海外では盛んで、日本でもジワジワと広まりつつある。
ところで日本でも極一部のマニアだけが楽しんでいた、古くても個性的で運転することが楽しいクルマに注目が集まるようになったのは、どうしてなのだろう。それはどのクルマも出来がよく、装備も充実していて何の不自由もない便利なクルマに物足りなさを感じているからではないだろうか。
現時点でも設計データさえあれば、ほとんどの部品は3Dプリンターで製作することは技術的には可能だ。
しかし金型で大量生産されたモノと同じでも価格は十数倍になってしまう。他車用を流用できるものは流用し、社外品やチューニングパーツなども積極的に利用すれば比較的維持コストを抑えることはできる。仲間内で部品取り車を確保するのも、マニアあるある、な話だ。
燃料の価格が上昇し続ける現在、趣味としてクルマを楽しむ傾向はむしろ強まり、個性的なクルマを求める人は増えるのではないだろうか。EVが実用的な足へと発展していくいっぽうで、趣味のクルマはよりディープな方向へと向うのだ。
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