フリード優勢か? それとも新型ステップワゴン?? ホンダミニバン徹底比較!!

フリード優勢か? それとも新型ステップワゴン?? ホンダミニバン徹底比較!! 軍配はどちらに

 一家に一台のペースで普及しているファミリーカー。その主力となっているのがミニバンである。しかし、ホンダではオデッセイが販売終了し、ミニバンは5月に発売される6代目ステップワゴンとフリードの2車種だけとなった。

 ホンダのミニバン選びでは両者の選択で悩む人が多い。そこで本稿では、それぞれのボディサイズや燃費、快適さなどを比較し、ベストバイを考える。

文/木村俊之、写真/奥隅圭之、雨田芳明

【画像ギャラリー】ホンダの3列シートミニバン 新型ステップワゴンとフリードを写真で見比べる!!(24枚)画像ギャラリー

運転しやすさはどちらが有利? ボディサイズで比較

シンプルでクリーンなデザインで登場した新型ステップワゴン。2022年2月4日から予約受注開始、5月26日に発売予定となっている

 ステップワゴンとフリードを比較するうえで、ボディサイズにおける意見は無視できない。まずは、それぞれのボディサイズを比較しよう。

ステップワゴン(7・8人乗り)
全長4800mm×全幅1750mm×全高1840mm タイヤサイズ205/60R16
フリード(6・7人乗り)
全長4265mm×全幅1695mm×全高1710mm タイヤサイズ185/65R15

 ステップワゴンの方が一回り大きく、その差は全長で53.5cm、全幅で5.5cm、高さは13cmだ。これらの差が取り回しにどのような影響を与えるのだろうか。

 6代目ステップワゴンはサイズアップされ、運転に今ひとつ自信が持てない人にとっては少し大きく感じるだろう。「大きいクルマだと狭い道やすれ違いが心配」という声は多い。そうした声に応えるのがフリードの存在だ。

 運転時のポイントは、右左折や駐車の際にステップワゴンの長いホイールベースが生み出す、大きな内輪差になるだろう。ボディサイズが大きく、デザインが洗練されたステップワゴンも魅力的だが、ファミリーカーとしての機動性や運転のしやすさを考えると、小回りが利くフリードが一歩リードか。

勝敗:フリードの勝ち

ガソリン代でどのぐらいの差? 両車のコスパでチェック!!

2016年9月に登場した現行フリード。2019年10月にマイナーチェンジを実施、内外装の変更とともに、全タイプにホンダセンシングを標準装備

 ベースグレードを比較すると100万円近くの金額差があるフリードとステップワゴン。今回は価格帯を近づけて、フリードHYBRID CROSSTAR・Honda SENSING(278万1900円)と、ステップワゴン1.5LターボAir(299万8600円)で経済性を比較する。

 まずは、税金関係だが、自動車税は両車同排気量で、共に年間3万500円だ。登録時や車検時に必要な重量税はステップワゴンが3万2800円、フリードが2万4600円と、その差は8200円である。

 ステップワゴンの燃費(新型は公表前のため先代の値)は、1.5Lガソリンターボ車でWLTCモード燃費13.6km/Lだ。年間1万キロ走行した時のガソリン代をレギュラーガソリン(1L/150円)で計算すると、年間11万294円となる。対するフリードはWLTCモード燃費20.8km/Lで、1年間に必要なガソリン代は年間7万2115円だ。

 300万円弱の車両本体で、ハイブリッドが選べるフリードなら、年間で3万8179円もガソリン代が安くなる。車両本体価格も安く、ランニングコストも下がるため経済性が高いのは、フリードであろう。

勝敗:フリードの勝ち

居住性と荷室の充実さではどちらに軍配?

 フル乗車時の荷室を比較すると、若干ステップワゴンに分がある程度。リアゲートから3列目シートまでの距離はフリードで約25cm、ステップワゴン(先代)で約43cmとなる。

 3列目は跳ね上げて格納するフリード。荷室長は長くなるが跳ね上げたシート分だけ荷室幅は狭くなってしまう。Cピラーに面した後方側面の窓を隠し、視認性が悪くなることもデメリットだ。

 いっぽう、ステップワゴンは3列目を床下収納できるため、荷室幅を充分に活用できる。子供の自転車を乗せての外出や、アウトドアなどで多くの荷物を持って移動するなら、ステップワゴンを選ぶべきだろう。

 次に居住性だ。フリードはかなり手狭で、3列目に大人が座るのは窮屈になる。子供が乗るのであれば問題ないが、エマージェンシーシートと割り切ったほうがいい。3列目使用中の2列目シートも、大人が座ると膝から拳2個分ほどでミニバンの解放感とは程遠く感じる。フリードを選ぶなら3列目を常時使わない3〜4名乗車がおすすめだ。

 ボディ全長が長く、フル乗車でも余裕があるのはステップワゴン。特に2列目(7人乗り)は、前後左右にシートを移動することができ、利便性が抜群だ。新型の3列目から前方を見ると、シートやウィンドウ下端が水平に揃っている。3列目に乗っていても、車酔いしにくいデザインにしてあるのは好印象だ。室内は、快適性も実用性もステップワゴンが圧倒的に優位である。

勝敗:ステップワゴンの勝利

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