■残念な話
こういった選択は、意識的に行われる場合と無意識に行われる場合とがあるが、いずれにせよ現在の世相は「いかにもピースフルでオープンマインドな感じのファミリーカー」を選ぶのを躊躇させるものがある。
その結果として現在のデザイントレンドは、例えばクルマ以上に単価が高い買い物である「住宅」においても、高い壁で住居を覆う「要塞型」が主流となっているのだ。
そういった各ジャンルのトレンドを見るにつけ、Lサイズミニバンや売れ筋5ナンバー級ミニバンは当然として、その下のトヨタシエンタくらいのクラスにおいても、ミニバンの顔つきはまだしばらくの間、「ギラギラ系」が主たるトレンドであり続けるだろう――という答えにしかならない。残念な話ではあるのだが。
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