北米のヴェゼルは超スポーティマスクに! 「カッチョいい海外専売モデル7選」

■シエンタ台湾仕様

台湾仕様のシエンタ クロスオーバーは日本仕様にはない1.8Lエンジンがラインナップされる。最高出力140ps/6200rpm、最大トルク17.5kgm/4000rpm、ハイブリッド仕様の設定はない
台湾仕様のシエンタ クロスオーバーは日本仕様にはない1.8Lエンジンがラインナップされる。最高出力140ps/6200rpm、最大トルク17.5kgm/4000rpm、ハイブリッド仕様の設定はない

 シエンタは日本仕様、台湾仕様とも見た目はそれほど変わらない。しかし、台湾仕様のシエンタにはクロスオーバーというモデルが設定されている。

 台湾仕様のシエンタクロスオーバーは日本仕様のシエンタに一時期あったクロスオーバー風な内外装を持つ特別仕様車「グランパー」とは異なり、最低地上高の20mmアップ、ルーフレールの装着、サイドシルや前後バンパーに汚れに強く損傷しにくい樹脂製パーツを使うなど、しっかりクロスオーバー化されており、日本仕様にも設定する価値がありそうなモデルだ。

 また、台湾仕様のシエンタには1.8LガソリンNA搭載車も設定されており、シエンタにフル乗車時などのモアパワーを求めるユーザーには羨ましい存在だ。

■カムリ北米仕様

カムリは走りで定評のあるRAV4やレクサスESと同じGA-Kプラットフォームの先駆者。次期クラウンも同じGA-Kプラットフォーム採用との噂だがどう差別化されるのか(カムリTRDは画像ギャラリーに掲載)
カムリは走りで定評のあるRAV4やレクサスESと同じGA-Kプラットフォームの先駆者。次期クラウンも同じGA-Kプラットフォーム採用との噂だがどう差別化されるのか(カムリTRDは画像ギャラリーに掲載)

 アメリカでカムリは30万台が売れるモデルだけに、3.5LV6搭載車にTRDというスポーツモデルも設定している。カムリTRDはTRDというグレード名だけにレーシーなエアロパーツや19インチホイールを装着するだけでなく、サスペンションやブレーキなどもシッカリ強化されている。

 クラウンが次期モデルでSUVになるという説は日に日に強まっているが、もしクラウンのSUV化が本当なのであれば、クラウンの役割をカムリが引き継ぐということも考えられるだけに、その際にはカムリにもTRDのようなスポーツモデルが必要になるのかもしれない。

■エクストレイル北米仕様

北米では2020年10月から新型ローグ(エクストレイルの北米名)の2.5Lガソリンモデルが発売開始。2022年モデルに可変圧縮ターボの1.5L、VCターボエンジン搭載モデルを追加した
北米では2020年10月から新型ローグ(エクストレイルの北米名)の2.5Lガソリンモデルが発売開始。2022年モデルに可変圧縮ターボの1.5L、VCターボエンジン搭載モデルを追加した

 ローグの車名となるエクストレイルの北米仕様は、すでに次期モデルに移行している。フルモデルチェンジずみのローグは、日本では継続販売中の現行モデルが初代と2代目モデルに対して乗用車的な雰囲気なのに対し、SUVらしい力強い方向に戻っており、エクストレイルらしさを取り戻している。

 さらにハード面も同じプラットフォームを使う三菱アウトランダーの印象、アメリカ仕様への可変圧縮となる1.5LVCターボや日本仕様のe-POWERの搭載など劇的な進化は確実なだけに、1日も早い日本導入を期待したい。

■CX-30北米仕様

マツダ3と同じプラットフォームを持つCX-30。こちらも日本仕様にはない250馬力の2.5Lターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5 Turbo」を搭載する
マツダ3と同じプラットフォームを持つCX-30。こちらも日本仕様にはない250馬力の2.5Lターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5 Turbo」を搭載する

 CX-30は日本仕様、北米仕様ともに見た目はほぼ変わらない。しかし、日本仕様のCX-30は最低地上高が175mmとSUVというよりはクロスオーバーのキャラクターなのに対し、北米仕様は最低地上高が200mmに高められたSUV寄りのキャラクターを持つ。

 現在の日本仕様のキャラクターもいいが、日本仕様にも北米仕様同様に最低地上高を上げた仕様を追加すると、モデルが新しいわりに伸び悩んでいるCX-30の販売促進の起爆剤となるかもしれない

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