最近では異例の「わずか4年」で次期モデルに切り替わろうとしている15代目、現行クラウン。
6ライトを採用した個性的なデザイン、クラウンの歴史上恐らく初めての独ニュルブルクリンクでの開発テスト、そして、初のコネクティッドシステム搭載など、豊富な話題をふりまいて2018年に登場したが、短命に終わろうとしている。
現行クラウンはいったい何を間違えてしまったのか? モデルの長い歴史とともに上がったユーザー年齢層の若返りを目指したのは当然のことだし、そのためにさまざまな改革を断行したのも理解できる。問題は、その方向性が誤っていたかもしれないということだ。
本企画では、現行クラウンが短命に終わることに関する編集部の「もしかして?」(=仮説)に対し、渡辺陽一郎氏が回答するかたちでこのテーマを検証していく。
クラウンは作り方を間違えたのか? いや、決して間違いなどではなかったのか? そのあたりを深く探究してみたい。
※本稿は2022年3月のものです
文/渡辺陽一郎、ベストカー編集部、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2022年4月10日号
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