「最近アメ車よくない?」自動車大国が本気出してきた!! 国産車対アメ車 魅力度超対決!!

■自動車評論家はどっちを選ぶ? 日米「欲しいクルマ」対決5番勝負!!

 ライバル関係にある日米のクルマを、3人の自動車評論家が「どちらが欲しいか」という視点でジャッジ。5番勝負に勝つのは日本車? それともアメ車?

■1st Battle:キャデラックXT4 vs トヨタ ハリアー

キャデラックXT4 全長4605×全幅1875×全高1625mm、1760kg、2.5L直4ターボ(230ps/35.6kgm)、579万円〜
キャデラックXT4 全長4605×全幅1875×全高1625mm、1760kg、2.5L直4ターボ(230ps/35.6kgm)、579万円〜

●松田秀士が欲しいのはXT4…SUVってもともとクロカンがベース。そう考えるとSUVらしさは荒野が普通に存在するアメリカ製でしょう。キャデラックはGMのレクサスブランドのようなポジション。インテリアの質感が高い。でも燃費は悪いと思う。米国はガソリン安いですから。でも、XT4が絶対楽しいはず。

●飯田裕子が欲しいのはXT4…隅々までホスピタリティも行き届いているし質感もますます上がったハリアーは間違いなし。でもアメリカの高級車キャデラックがこのコンパクトSUVに乗り味も色気も凝縮させて作り上げたのはアッパレ!! この国の豊かな情緒感を日本の道路で存分に味わいたいと思わせてくれます。

●岡本幸一郎が欲しいのはXT4…ハリアーのオシャレな内外装やハイブリッドの経済性や上質な走りも捨てがたいけれど、乗るたびにニンマリできるのはXT4だ。このサイズでこれほど特別感があって見栄えするSUVというのはほかに心当たりがない。エンジンがツインスクロールターボでめっぽう速いのも魅力だ。

■2nd Battle:シボレー カマロ vs トヨタ スープラ

シボレー カマロ 全長4785×全幅1900×全高1345mm、1710kg、6.2L・V8(453ps/62.9kgm)、728万円
シボレー カマロ 全長4785×全幅1900×全高1345mm、1710kg、6.2L・V8(453ps/62.9kgm)、728万円

●松田秀士が欲しいのはカマロ…スープラは素晴らしいクルマだけどBMW Z4のイメージが強くてオリジナリティが少しね。その点カマロは純米国を象徴するモデルでGMの力の入れ方も半端ない。V8、6.2L・OHVの極低速域から発生する強大なトルクと、高回転域までいっきに吹き上がる特性は快感!

●飯田裕子が欲しいのはスープラ…これはもうどちらが私をスポ魂的なその気にさせてくれるかです。実寸はさておき、キャビンのタイト感の演出も好き。硬派とセクシーの境界線が見えないナイスバディなデザインの存在感もグー。エンジンの存在感やステアリングの手応えをさまざまなシーンで楽しめる貴重な存在です。

●岡本幸一郎が欲しいのはスープラ…男らしさ満点のカマロも大好物だし、実はコスパも高いし、どちらも好きだから大いに悩む。でも、強いてどちらか選ぶとしたら、よりスポーツカーとしての本質を真摯に追求した感じがするスープラに惹かれる。それに、V8ももちろん好きだけど、直6が選べるのもポイントが高い。

■3rd Battle:キャデラック CT5 vs レクサス IS

キャデラック CT5 全長4925×全幅1895×全高1445mm、1680kg、2L直4ターボ(240ps/35.6kgm)、569万円〜
キャデラック CT5 全長4925×全幅1895×全高1445mm、1680kg、2L直4ターボ(240ps/35.6kgm)、569万円〜

●松田秀士が欲しいのはIS…ボディがとても堅剛でサスペンションのストローク感も素晴らしいCT5。おまけにインテリアの質感はラグジュアリー。しかし、走りの面でISのFスポーツは現在とても高レベルにある。ハンドリングならIS Fスポーツだね。

●飯田裕子が欲しいのはIS…最近、キャデラックの洗練ぶりにはウットリさせられっぱなし。でもこの2台ならシットリ&クールな佇まいとスマートなドライブマナーを持つIS! さまざまな情緒に触れ合える日本のセダンです。

●岡本幸一郎が欲しいのはIS…ビッグマイナーチェンジしたISが素晴らしい。見た目の迫力も増して走りの仕上がりもいい。CT5だって実力はかなりのものだけど、微妙に丸い背中がいまいちタイプじゃないんだよね……。

■4th Battle:ジープ レネゲード vs ホンダ ヴェゼル

ジープ レネゲード 全長4255×全幅1805×全高1695mm、1410kg、2L直4ターボ(151ps/27.5kgm)、338万円〜
ジープ レネゲード 全長4255×全幅1805×全高1695mm、1410kg、2L直4ターボ(151ps/27.5kgm)、338万円〜

●松田秀士が欲しいのはレネゲード…4WDの走破性はヴェゼルも高いレベルにあるけど、レネゲードはやはりジープ。数種の路面状況に合わせたドライブモードが選べるセレクテレインシステムを採用していて、マニアを唸らせる。

●飯田裕子が欲しいのはヴェゼル…悩ましい。装備は平均的だけどデザインの個性は断然レネゲード。ダーク色のスニーカーを履き倒すように気軽にどこへでも一緒に出かけたい。一方のヴェゼルは白いスニーカー。とは言えパッケージングも秀逸。せっかくなら先進技術搭載の、万能なコンパクトSUVに身近に居てほしい。

●岡本幸一郎が欲しいのはレネゲード…そりゃ優等生なヴェゼルを選んだほうが間違いないだろうけど、欲しいのはレネゲードだ。なんといってもデザインが圧倒的に面白い。小さくても存在感があって、時間がたっても飽きなそうだよね。

■5th Battle:テスラ モデル3 vs スバル ソルテラ/トヨタ bZ4X

テスラ モデル3 全長4694×全幅1849×全高1443mm、1684kg、モーター(245ps/35.7kgm)、480万円〜
テスラ モデル3 全長4694×全幅1849×全高1443mm、1684kg、モーター(245ps/35.7kgm)、480万円〜

●松田秀士が欲しいのはモデル3…テスラのあの普通じゃないコックピット(インテリア)は興味津々。それとボクはADASマニアなので、事故も起きているようだがオートパイロットシステムの本当の実力を知りたいのだ。買い!

●飯田裕子が欲しいのはソルテラ/bZ4X…モバイル好きにはモデル3が魅力的かもしれませんが、私はクルマらしさをEVでも感じて楽しみたい派。その点でbZ4X/ソルテラは味わい深い。EVの新たな価値に気づかせてくれました。

●岡本幸一郎が欲しいのはモデル3…トヨタ・スバル連合の初EVの完成度は恐るべし。でも、こういうクルマは今後いくらでも出て来そうじゃない? かたやテスラのようにブッ飛んだEVは、おそらく今しかない。乗るなら今でしょ!

■今回の対決:アメリカ3勝 vs 日本2勝でアメリカの勝利

■(対決できなかったけどご紹介)日本車にライバルなし!! ジープ・ラングラー

アメ車といったら外せないのがジープ ラングラー。日本の若者にも売れまくっている
アメ車といったら外せないのがジープ ラングラー。日本の若者にも売れまくっている

 アメ車といったら外せないのがジープラングラー。さて何と比べようかと日本車を見渡したが、強いて言うならジムニーシエラか? でも、ジムニーシエラじゃサイズもパワーも全然違って比較にならない。ラングラーは日本車にはない個性がある。日本の若者に売れまくっているというのも納得である。

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