オープン・モデルを表わすことばはいろいろある。カブリオレをカブリオというところもあるし(例:VWゴルフ・カブリオ)、ロードスター、コンヴァーティブル、ドロップヘッド・クーペ、「エアロキャビン」なんていうのもあったなあ(例:ソアラ「エアロキャビン」)……
そんななかで「スパイダー」というと、やはりアルファ・ロメオを思い出してしまう。
いや、スパイダーというのはイタリアで多く用いられているもので、たとえばルーフ部分だけが脱着できる「タルガトップ」もスパイダー(例:ディーノ246GTSのSはスパイダーの頭文字)と呼んだりする。
その誕生過程から、ロードスターはサイド・ウィンドウがないオープン中心、カブリオレやコンヴァーティブルなどは耐候設備のよい両用タイプなどとかつては分類されていたが、最近は入り乱れていろいろな呼び名が交錯している。
今回は代表的なアルファ・ロメオ、それもジゥリア・シリーズのスパイダーを採り上げよう。
文、写真/いのうえ・こーいち
コメント
コメントの使い方