ワイルドさこそがすべてさ! 海外産超ワイルドSUV軍団5台の魅力を探る!!

■日産 フロンティア PRO-X

日産フロンティア。ハイラックスと同サイズのピックアップトラックである。3.8L、V6を搭載しオフロードタイヤや電気式デフロックの採用で悪路走破性は抜群だ
日産フロンティア。ハイラックスと同サイズのピックアップトラックである。3.8L、V6を搭載しオフロードタイヤや電気式デフロックの採用で悪路走破性は抜群だ

 フロンティアは日本車ではトヨタハイラックスや三菱トライトンと同サイズとなるミドルピックアップトラックで、エンジンは3.8LV6を搭載する。

 フロンティアに設定されるオフロード仕様のPRO-Xは、機能面ではオフロードタイヤを履き、オフロードにも対応するようセッティングされたビルシュタインショックアブソーバー、電気式のリアデフロック、金属製のフロントアンダーガードなどを装着。

 エクステリアはオーバーフェンダーが加わり、インテリアもメーター内にクルマの横方向の傾斜角などを表示する機能を装備し、シートをはじめとした各部にオレンジのアクセントがあしらわれ、気分が高揚する演出も施される。

■ホンダ パスポート トレイルスポーツ

 パスポートは2列シートのラージSUVで、2022年モデルからトレイルスポーツというオフロード仕様が追加された。

 パスポートトレイルスポーツの標準車からの変更点は、機能面はオフロード走行を意識し、20インチから18インチにサイズダウンしたホイールなどが装備され、内外装は専用グリル、前後バンパーに付くシルバーのスキッドガーニッシュ、オレンジとしたエンブレムをはじめとした内外装のアクセントが加わる。

 総合すると北米で販売されるオフロード仕様としては比較的ライトな内容だ。

 なお、パスポートの3列シート版となるパイロットにもトレイルスポーツが設定されており、こちらはパイロットのトレイルスポーツに準じた変更に加え、最低地上高の15mmアップも施されている。

■スバル アウトバック&フォレスターウィルダネス

日本には未導入となっているスバル フォレスター ウィルダネス。スバルがより悪路走破性を考えたカタログモデルで地上高が上がった分、アイサイトの調整も行われている
日本には未導入となっているスバル フォレスター ウィルダネス。スバルがより悪路走破性を考えたカタログモデルで地上高が上がった分、アイサイトの調整も行われている

 ラージクロスオーバーのアウトバックとミドルSUVのフォレスターは、北米での販売比率が高いスバルにとっては大黒柱となるモデルである。

 両車をはじめとしたスバルのクロスオーバー、SUVは乗用車ベースながら標準車でも本格的なSUVに匹敵する高い悪路走破性を持つが、それをさらに高めたのが両車に設定されるウィルダネスだ。

 アウトバックは2.4Lターボ、フォレスターは2.5LNAという現在両車の日本仕様には搭載されないエンジン搭載車に設定されるウィルダネスは、機能面では標準車でも十二分だった最低地上高をさらに高め、タイヤはインチダウンしたオールテレーンタイヤを履き、悪路でのトラクションを高めるXモードの作動速度域の拡大、ファイナルギアのローギヤード化、牽引性能の強化が施されるなど、本格的な内容となっている。

 また、自動車メーカーのカタログモデルらしく、アイサイトも最低地上高が高められるなどしたウィルダネスに合わせて再チューニングされている。

 内外装もエクステリアは前後バンパー下部のガードの追加、ルーフレールの強化、インテリアは汚れに強く掃除もしやすい合皮地のシート、ラゲッジスペースのフロアとリアシートバックを樹脂製とするなど、内外装のオフロード仕様化も本格的で、オフロードを意識したモデルらしい雰囲気を持つ。

 ウィルダネスは日本導入を期待されているモデルだが、日本導入はスバルがCAFÉ(企業別平均燃費規制)に余裕がないこともあり、燃費が向上する要素のないウィルダネスの日本導入は残念ながら当面ない模様である。

次ページは : ■まとめ

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