今、おじさんが乗ってもカッコいいアメ車はどれか!? 「映えるアメ車3台」を選ぶ!

■ミドでマッチョなスーパーカーといえばシボレー「コルベット」

シボレー「コルベット」。ついにミドエンジン化され日本でも昨年登場! しかも右ハンドル仕様もあるという気合の入れようだ。スーパーカーのたたずまいだが、やはりアメ車のマッチョさも兼ね備えたデザインだ
シボレー「コルベット」。ついにミドエンジン化され日本でも昨年登場! しかも右ハンドル仕様もあるという気合の入れようだ。スーパーカーのたたずまいだが、やはりアメ車のマッチョさも兼ね備えたデザインだ

 で、「今、おじさんが乗ってもカッコいいアメ車はどれか!?」の2台目は言わずと知れたシボレーコルベットだ。2020年にフルモデルチェンジしたこのクルマもまたおじさんを格上げする。

 理由はいくつかあるが、まずは単純にカッコいい。存在感は120%で、スーパーカー的領域に入る。それでいて、スタートプライス1300万円はバーゲンプライス。2004年にベントレーコンチネンタルGTを2000万円で売り出したのと同じくらいのセンセーショナルさがある。

 というのも、6.2LV8エンジンから発せられる502psの走りは想像を絶する。とにかく力強くてスタビリティが高く、それでいて快適なのだ。これと同等のスペックをヨーロッパ車メーカーに求めたら価格は2倍じゃすまないだろう。作りはしっかりしていて、手垢にまみれたアメリカ車のイメージは皆無だ。ボディ剛性の高さ、サスペンションセッティングの秀逸さ、それとインテリアの高級感に不満はない。

 コルベットの走りに関しては、アメリカ・ル・マンシリーズや、ル・マンGTカテゴリーでの戦歴が根底にある。そこでのノウハウが、伝統のFRをミドシップにし、パフォーマンスを高めた。実際にサーキット試乗をしたが、コーナリングスピードの速さは驚きだ。

 それでいてエンジンがOHVだったり、伝統が守られているのが嬉しい。C6でリトラクタブルヘッドライトが不採用になって魅力半減となったが、それ以降はいい意味で期待を裏切りながら進化している。

 そんなC8コルベットを垣根なく受け入れるがおじさんのかっこよさでもある。1963年のスプリットウィンドウや1969年のマッスルエイジに想いを馳せるのもいいが、新しいものをサラリと乗りこなすのが美点。ただ、グレードはコンバーチブルでないと興醒めする。価格は1650万円に上がるが、屋根が開くと開かないとでは大違い。大人の余裕がそこに醸し出される。

 それにこの価格になってもヨーロッパ車比ではまだまだバーゲン価格だし。ここはひとつ、「Tシャツ+デニム+白スニーカー」のLAスタイルで乗り回してくださいな。でも若者のマネしてフラットバイザーのキャップは禁物でっせ。

■並行輸入車となってしまうが、それでも乗りたいフォード「マスタング」!

3台目はフォード「マスタング」初代のイメージをうまく現代に昇華させており、ひと目でマスタングと分かるデザイン画魅力的だ。フォードが日本市場撤退後もアメ車専門店等で購入可能だ
3台目はフォード「マスタング」初代のイメージをうまく現代に昇華させており、ひと目でマスタングと分かるデザイン画魅力的だ。フォードが日本市場撤退後もアメ車専門店等で購入可能だ

 と、ここまで正規ディーラーで買える輸入モノを2台紹介したが、3台目となる最後は並行輸入車にスポットを当てたいと思う。その名はフォードマスタング。おじさん憧れの1台だ。

 憧れる理由は簡単で、多感な頃に観ていた映画の主人公は皆マスタングに乗っていたから。『ブリット』しかり、『60セカンド』しかり、『ジョン・ウィック』しかり(一部シェルビーだけどね)。そういえば、『ビバリーヒルズ青春白書』の主人公ブランドンの家もそうだった。なので、アメ車といえばマスタングとすり込まれている。

 個人的には同じ歳という親近感がある。同じ1964年製で、マスタングは4月17日生まれの牡羊座だから3カ月ちょっとこちらが早いだけだ。よってあと2年でお互いに還暦。誰か赤いマスタングをお祝いにくれないかな?

 それはともかく、正規輸入販売が終了してからもマスタングはどんどん進化してカッコよくなっている。先日もマッハ1を試乗したが、かなりよかった。エキゾーストノートはレーシングカーなみで、加速もとんでもなく速い。それでいてサイズもそこそこで扱いやすいのがグッド。

 2ドアクーペというパーソナルカーとしてのキャラクターは健在だ。気になる方はネットで検索するといい。本国にはいろんな仕様があって、それが日本に並行輸入されている。

 というのが、おじさんが乗ってもカッコいいアメ車3選。どれも強烈な個性でワクワクさせてくれるクルマである。

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