慌てない、慌てない! パニック不要のトラブル対処法6選

高速道路で走行不能になってしまった!!

慌てない、慌てない! パニック不要のトラブル対処法6選
高速上で走行不能になったら危険を回避しつつ周りに認知させることを意識しよう。できるだけ路肩に寄せてハザード、尾灯などを点け後続車に知らせる。写真のようにハンドルがまっすぐなまま追突されると本線に押し出される可能性があるので、路肩側に向かってハンドルを切っておこう

 ベテランドライバーでも間違いなくパニックになるのが高速道路で走行不能になった場合だ。一番大事なのは自分の身の安全と後続車による多重事故を防ぐこと。そのためにまずはハザードランプを点灯させ、路肩(追い越し車線で停車するのは危険なので、左側の路側帯や非常駐車帯など)に寄せたり、可能な限り広く見通しの良い場所まで自走して停車する必要がある。

 その後はクルマの中に残っていると危険なので、後続車の様子を見ながら、すみやかにガードレールの外などに避難する。他のクルマが走行している車線側のドアを開けて外に出るのは危険なので、可能であれば寄せた路肩側から降車しよう。万が一、後続車が追突した際に破片が飛び散ったりする危険があるため、ガードレールの外側に避難した場合も、停車しているクルマの傍ではなく、停車したクルマの後方側、できるだけ車線から離れた位置にいたほうがいい。

 また、教習所では習わないが、クルマから離れる際にハンドルを路肩側に切っておこう。万が一、後続車が追突した際に押し出されたクルマが本線上に戻ってしまうのを防ぐためだ。

 その後、発炎筒と三角停止表示板それぞれを車両の後方(できれば50m以上後方)に置く。その際も可能であればガードレールの外側などを移動し、発炎筒を使用したり、三角停止表示板を掲げるなど、自分と故障車の存在をアピールしながら安全なタイミングを見計らって設置しよう。

 ただし、発炎筒はクルマからガソリンが漏れていた場合は引火したり、トンネルの中では視界が悪くなってしまう危険があるので使用してはダメ。1kmごとに設置されている非常電話を使うか、近くになければ携帯から道路緊急ダイヤル(#9910)か警察(110)に連絡しよう。

 忘れがちだが、高速道路で停車する際には三角停止表示板の表示義務がある。ただし、三角停止表示板は標準装備となっていないので自分で購入する必要がある。また、何かあった場合にはすぐに取り出せるよう、荷室などの取り出しやすい位置に入れておくことも大切なポイント。

【画像ギャラリー】JAFを呼ぶ前にやるべきことを知っておこう(19枚)画像ギャラリー

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