ライト点けっぱなし駐車でバッテリーが上がってしまった!
駐車場でライトを消し忘れてバッテリーあがりを起こした場合、他のクルマが救援に来てくれるようであれば、赤と黒の2本のブースターケーブルを使って電気を借りるジャンプスタート(ジャンピングスタート)という方法でエンジンを始動することが可能だ。ただしブースターケーブルは標準でクルマに付いているものではないので自分で用意しておく必要がある。
手順としてはまずバッテリーあがりを起こした自車と救援車の2台ともエンジンが切れている状態なのを確認し、ボンネットを開いてバッテリーの位置を確認する。そして、以下の順番でブースターケーブルをつないでいこう。
1.赤いケーブルであがったバッテリー(自車)のプラスと救援に来たクルマのプラスをつなぐ
2.次に、黒いケーブルで救援に来たクルマのマイナスと自車のマイナス(端子ではなくエンジンやフレームなどの金属部)をつなぐ
ケーブルをつないだら救援車のエンジンを始動し、しばらく回転数を少し高めに保つ。通常通りの手順で自車のエンジンを始動できたら、つないだ時とは逆の順番でケーブルを外していく。バッテリー自体は走ることで充電されるのが、そのままディーラーや自宅まではエンジンは切らないようにしよう。
ちなみに、ハイブリッド車には高電圧の駆動用バッテリーとハイブリッドシステムの起動などに使われる12Vの補器バッテリーがあり、補器バッテリーが上がってしまった際にはガソリン車とケーブルでつなぎ救援を受けることができる。
しかし、トヨタ アクアや日産 ノートe-POWERのように救援車として使用しないようにと説明書に記載されているハイブリッド車もある。救援されるガソリン車のエンジン始動時に大電流が流れハイブリッド車側のシステムに悪影響を与える可能性があるという。そのため、ハイブリッド車のユーザーは、救援車となれるかを事前に説明書を見て確認しておこう。
突然ハンドルがびくともしなくなる! ハンドルロック(ステアリングロック)された時は…
ありがちなのに教習所で教えてくれないトラブルのひとつがハンドルロックだ。エンジンをかける前やエンジンを切ってからハンドルを操作してしまい、ハンドルロックがかかって焦った経験のあるドライバーもいるはずだ。特に、免許を取りたてのドライバーが遭遇すると意外とパニックになるトラブルだ。
ハンドルがロックして動かなくなったら、キーを差し込む古いタイプのクルマの場合はキーを回しながら、プッシュボタン式の場合はスタートボタンを押しながらハンドルを左右に回そう。すると、簡単に解除される。
泥や雪でタイヤがスタック(空転)して進めない!
泥道でタイヤが空回りして身動きがとれなくなってしまうのがスタックだ。この場合、タイヤが空転したことでタイヤだけが穴に落ちたような状態になっていることが多い。そんな時は、タイヤの下に土を入れつつ、その周りの土を掘ってなだらかな斜面を作ってみる。穴がかなり深い、または土が柔らかすぎない限り、これで静かにアクセルを踏めば脱出することができる。
これでも脱出できなかった場合はタイヤの真下から進行方向側に木の枝や石、段ボールや布などを噛ませるとグリップしてスタックから脱出できる可能性が高い。汚れたり、傷んでしまうが、フロアマットはグリップ力もあるのでお薦めだ。噛ませた物は脱出の際に後ろに勢いよく飛び出してくる可能性があるので、後ろを押してくれている人がいたりする時は、タイヤの後ろにいないかを確認してからアクセルを踏み込もう。
脱出する際はアクセルを踏み込み過ぎると再び空転してしまう恐れがあるだけでなく、急にグリップした際にクルマが飛び出して危険なので優しくアクセルを操作しよう。
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