■「なぜ標準装備しないのか?」 メーカーに聞いてみた
こうなったらメーカーの考え方も聞いてみよう。今回はトヨタ、ホンダ、マツダの3社の回答を見ていきたい。(RESEARCH/TEXT:永田恵一)
【三角表示板が標準装備なっていない具体的な理由は?】
この質問に対しては3社とも同じ回答だった。
「常備が義務付けでないこと、すでに三角表示板を持っているユーザーがいることもあり、オプションにして選択肢を広げている」とのこと。
ホンダはこれに加えて「高速道路に乗らないユーザーもいるため」と回答。
【三角表示板を標準装備している車種と、あればその車種に標準装備した理由は?】
3社ともに標準装備車両はないとの回答(編註:レクサスLSも2700円のオプションとなる)。
【三角表示板の格納場所はどこを推奨している?】
3社とも事故などの際にキャビンに飛び込んでくる可能性が最も低いラゲッジスペース内を推奨。
ホンダはより具体的に「走行中にカタカタと動いてしまうのもよくないのでラゲッジスペースに床下収納がある場合にはそちらに。床下収納がない場合にはマジックテープでラゲッジスペースのカーペットに固定して欲しい」という回答だった。
【編集部まとめ】
調査結果で意外だったのが標準装備される車種がないという回答。価格帯に関わらず標準装備ではないのは意外な事実だ。
いっぽうでドイツ車などはトランクの裏側などに専用の設置スペースを設けている車種も多く、スマートに設置されている。
たとえば50万台の生産車両に標準装備されるとなれば、コストがグーンと下がるのは明白だ。自動ブレーキよりも安い安全投資だと思うのだが、メーカーの考えはいかに!?
コメント
コメントの使い方そもそも、危険を知って正しく扱える人なら、標準装備でなくても、ちゃんと準備して使う。
危機意識が無ければ、標準装備で搭載していても使わない。
だって、高速道路上での故障車等を見ると、発炎筒も使われてないか、停止表示器材も使われてるかのどちらかだもん(大半が前者)。