■今も乗りたいネオクラシックは? の三択
・R34スカイライン
・A80スープラ
・FD3S RX-7
R34スカイライン=2001年、A80スープラ=2002年、FD3SR X-7=2002年。各モデルの生産終了年なのだが、いずれにせよ16〜17年も経過しているのだ。
しかし、この時代のクルマの作りはよく、ボディやシャシーなどの防錆対策なども進化していることもあり、実際に乗ってみると驚くほどシャンとしている個体が多いことに驚かされる。ATは走行距離が多いと若干心配だが、ネオクラシックは3ペダルのMTで乗りこなすのがオツってものだ。
オイル交換などの最低限のメンテをしっかりと受けていればMT本体やエンジンの耐久性は10万〜15万km程度ではまったく問題ない。試乗して違和感のない個体であれば、買って「しまった!!」という心配はないだろう。
価格的にはスカイラインが150万〜160万円、スープラが210万〜250万円、RX-7が180万〜200万円といったところ。ロータリーエンジンのRX-7はエンジンの圧縮抜けだとO/Hに50万円コースなので、信頼できる専門ショップで安心できる個体を選ぶことがカンジンだ。また、初期モデルは操縦性がピーキーでシビアなドライビングが求められるので、改善された最後期型を選ぶのがいい。
スープラに関しては人気が高く、価格が急高騰しているのが気になるところ。特に後期型のターボモデルRZはタマ数が少なく希少な存在となっている。
R34スカイラインは直6ターボのスムーズな吹け上がりとFRらしいハンドリングを楽しめる25GTターボがオススメ。アフターパーツも豊富なので、チューニングやドレスアップなどの買った後の楽しみ方もできる。
(ベストカー編集部)
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【番外コラム】パワートレーンの未来は今後どうなる? の三択
・EVになる
・PHVになる
・FCVになる
電動化だ、完全EV時代になる……などいわれながらも、今日現在、周囲を見渡せばハイブリッド車は増えたものの、内燃機関を搭載しないクルマというのは超超少数派。
トヨタは2050年には新車販売のほとんどすべてを『電動車』にするという計画を打ち出しているが、その目標実現のためには今から12年後の2030年には、新車販売の50%が『電動車』になっていなければならない、と試算をしている。
ただし、ここで言う『電動車』はピュアEVのことではなく、ハイブリッド車やPHVといった内燃機関+モーターを使ったパワートレーンも含んでいる。12年後の段階でもピュアEVやFCVといった、内燃機関によらないパワートレーンは多くて10%と見積もっている。
では自動車のパワートレーン、将来的にはどの方向に進むべきなのか!?
(ここまでベストカー編集部)
■鈴木直也の三択決断
長期的にみたら、クルマの主流がEVになるのは必然。それに異論を唱える人はあんまりいないと思う。 議論が分かれるのは、それが「いつ頃までに?」という点。
常識的にはかなり長期にわたって内燃機関は生き残り、ハイブリッドやPHVとして電動化を取り込みつつ走り続けるものと思われる。 好ましいのは、FCVも含めて“適材適所”でさまざまなパワートレーンが共存すること。あと20年くらいはPHVがしぶとく頑張るんじゃないでしょうか。
ということで、私の一択は「当面はPHVがパワーユニットの中心」だ。
■渡辺陽一郎の三択決断
クルマの完全な電化は、電力消費量の増加を考えても無理がある。従って内燃機関と共存するが、その上で選ぶと進む方向はEVだ。混雑した市街地を低速で走る短距離移動の手段には、エネルギーの効率を考えても適している。長距離移動には公共の交通機関を使うのが高効率だ。
2つ目はPHVだが、充電した電気だけで走る使い方ではムダも生じる。ハイブリッドの付加価値として発展するだろうね。
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