このワル感は松田優作!? プジョー508に乗ってスカしたワルになれ! 【おっさんはこれに乗れ!】

■ダイナミックさとしなやかさを備えた走り

プジョー初となる電子制御アクティブサスペンションを搭載し、より高いレベルの乗り心地とハンドリングを実現した
プジョー初となる電子制御アクティブサスペンションを搭載し、より高いレベルの乗り心地とハンドリングを実現した

 走りは羽毛のように軽い。特にノーズの軽い1.6Lガソリンエンジン搭載モデルは、アクセルもブレーキもステアリングも身のこなしもウルトラ軽快で、ハンドルをちょっと切ればバビッと向きが変わり、アクセルをちょい踏めば無駄なほど激しく加速する。筋力の衰えたおっさんも、508に乗れば筋肉増強剤でスーパーマンになったような錯覚を得られる! 

 乗り心地はフランス車っぽくしなやかで印象抜群。2.0Lディーゼルはガソリンに比べると動きが重いが、ロングドライブでの燃費は魅力的だ。

 インテリアがまたスカしまくりだ。小径の楕円ハンドルとアッパーメーターの組み合わせは、未来的でカッコイイ! センターコンソールにはピアノの鍵盤みたいなスイッチがズラリと並び、ピアニスト気分になれる。もしもピアノが弾けたなら……と悔やんでいるおっさんも、願望を満たすことができる。

 フランス車は、ACCや自動ブレーキなどの先進安全装備の装着が遅れていたが、508はその点も問題なし。しっかり日独勢に追いついている。

 このプジョー508、日本導入当時は417万円という廉価バージョンもあり、価格的にも非常に魅力的だった。不人気(のはず)なフランス製セダンゆえ、中古価格の下落も期待できたから、「3年後には、中古車が100万円台狙えそう!」と思ったものだ。

 この予想は大ハズレだった。約3年後の現在も、508の中古車相場は高止まりしていて300万円を切るタマはごくわずか。1.6Lガソリンでギリギリ300万円強、ディーゼルだと350万円というところだ。ひょっとして、ワルに憧れるおっさん効果だろうか……。いずれにせよこれは、508が魅力的であることの証明だ。

 508に乗れば、ワルなカッコいいおっさんになれる! 1860mmの全幅が心配? 大丈夫! 乗れば1800mmも1860mmも大して変わりないから! おっさんはプジョー508に乗ってワルになれ!

【画像ギャラリー】いまおっさんが乗るべきプジョー508を写真で見る!(6枚)画像ギャラリー

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