「今の時代、おっさんはどんなクルマに乗るべきか?」
いやもちろん、どんなクルマに乗ったっていいのだが、アナタ(おっさん)が仮にクルマ好きなら、周囲のクルマ好きからどう見られるかを意識するはずだ。そして少なくとも、「シブイなぁ!」とか、「わかってるね~」と思われたい、と願うのではないだろうか? そういう選択を、ワタクシ清水草一が独断で展開いたします!
文/清水草一
写真/ホンダ
■ドイツ車の雰囲気を持つモデル群
まず推薦したいのは、近年のホンダの不人気セダン群である。具体的にはこの4台だ!
●グレイス(2014年~。2020年に販売終了)
●シビック(2021年~)
●インサイト(2018年~。年内で販売終了)
●アコード(2020年~)
現行型シビックは、正確にはセダンではなく5ドアハッチバックだが、セダンに近いボディ形状ということで、便宜上セダンの仲間に入れさせていただきました! シビックを除いて、どれも販売は振るわない(or 振るわなかった)。比較的好調なシビックも、国内では月に1000台には届いていない。
しかしどれも、乗ると実にホンダらしい、いいセダンばかりだ。スポーティなフォルムとスポーティな走りが、おっさんの心を打つのである。
クルマ好きのおっさんは、基本的にこういうスポーティなセダンが好きだ。理想的にはドイツ御三家のDセグメントセダンということになるが、これらホンダの不人気セダン群には、BMW3シリーズやアウディA4の雰囲気がある(断言)! おっさんならたいていは好きなはずである。
■若い女子にとってセダンのイメージは?
「いまどきおっさんがセダンに乗るのは、おっさんの二乗にならないか?」
そう思われるかもしれないが、その考えは間違っている。おっさんは堂々とセダンに乗るべきなのだ! おっさんはおっさんっぽさを隠してもムリ! ならば最初からおっさんの二乗で勝負すべし! その掛け算によって、逆に「シブイなぁ!」「わかってるね~」となるのである。
若い女子も、意外とセダンが好きだ。若い女子にとっては、もはや「セダン=高級車」しか知らない。つまりセダンに乗るおっさんは、おっさんらしくちゃんとカネを持ってる立派なおっさん、という認識になるのである。もちろん、だからといってチューしてくるわけではないが、なんとなく好印象は抱いてくれる(断言)!
なかでも、ホンダの不人気セダン群は、カーマニア的には間違いなく、いいクルマばかりであり、若い女子的にはドイツ御三家的なスポーティセダンばかり。そこらの一般人の目は無視して、おっさんは、おっさんカーマニアと若い女子の目さえ意識すれはいい。
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