30分で車内温度は50℃! 梅雨の合間の真夏日に要注意! 暑い車内を最も早く冷やす方法とは

■もし熱中症になってしまったら

 ドライブ中に熱中症にならないためには、水分補給と冷房を使うことだ。当たり前のようだが、燃費を気にして冷房をなるべく使わないようにするのは、気候変動が進んだ今では自殺行為だ。

 もしオートエアコンの室温設定を高めにすることで燃費を伸ばそうとするようなら、それはあまり効果がないから止めておいたほうがいい。弱冷房として28℃くらいに設定していると、陽射しによっては結構暑い思いをすることになる。

 熱中症になってしまったら、少々の燃費改善なんて意味がなくなってしまう。エアコンは最低温度にして風量で室温を調整するようにする(これだと冷房のロスが少ない)か、24~26℃程度でオートエアコンの恩恵を受けるべきだろう。

 そして移動中も水分補給を小まめに行なうこと。トイレが近くなってしまうからと水分摂取を我慢するのも、熱中症を招きやすい。利尿作用によって脱水症状に陥る危険もあるので、緑茶やコーヒーなどは避け、ミネラルウォーターやスポーツドリンクなどを摂取した方がいいだろう。

 エアコン停止からわずか15分で、熱中症指数が危険レベルに達したJAFによるテスト結果も出ている。

 乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることがある。寝ているからという理由で、車内に子どもを残すのは大変危険なこと。もちろんペットも同様だ。命にかかわるので絶対に車中に残してはいけない。

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