日本自動車工業会の会長職を2024年5月まで3期6年続投することになった豊田章男会長(トヨタ自動車社長)が、2022年5月19日、新副会長に正式に就任した日産の内田誠社長とスズキの鈴木俊宏社長とともにオンライン会見を行った。
そのなかで、2023年に開催する予定の「東京モーターショー」を「JAPANオールインダストリーショー」に改称する考えを明らかにした。その狙いは、モーターショーというクルマに限られた催しではなく、日本の工業全体を巻き込んだ催しに変革するというものだ。
若者のクルマ離れと言われ、減少する来場者数を改善するための方策となるが、往年のクルマ好きからすれば「東京モーターショー」という名前が失われるのは寂しいのではないか。そんな思い入れのある名前を改称して狙う自工会の変革について、直撃取材の回答などを踏まえつつ考察していきたい。
文/高根英幸
写真/TOYOTA、HONDA、NISSAN、MITSUBISHI、MAZDA、ISUZU
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