■新型は注文スタート?クラウン最新動向
歴代クラウンとは大きく雰囲気の変わる新型に対して、販売店の案内は慎重だ。
突然のオーダーストップからの新型登場まで、全国のトヨタディーラーにとっても寝耳に水の状況が続いている。FF化し、ファストバック風の最低地上高が高くなったセダンが出ることは周知のとおりだが、変わりすぎるクラウンに、営業マンも二の足を踏むばかりだ。
それでも、クラウン(という名のクルマ)に対する信頼は高いようで、「どんな形になってもいいから、これまでと同じように買うよ」という、歴代オーナーの声も多いらしい。
ただし、ロイヤル・アスリートといったグレード廃止を行った現行型を、クルマを見ずに販売し、反応が良くなかったオーナーに対しては、慎重な判断をお願いしていると語る営業マンも少なくない。
錯綜した情報と、本当に発表ギリギリまで明らかにされないクラウンに、営業マンの顔は曇るばかりだ。これまでのような指名買い・名前買いも、「今回はできるだけ避けていきたい」と消極的な言葉も多かった。
これまでクラウンが大変革を起こしてきたタイミングは、8代目から9代目への変化をはじめとして、12代目のゼロクラウン、そして現行型の15代目だと思う。セダンであることに変わりはないが、時代ごとに大きなイメージチェンジを行い、オーナーたちはそれについてきた。
トヨタ車の中でも、特に特別な売れ方をするのがクラウンだ。新たな16代目では、指名買い・名前買いがどれだけ起こるのか。それともこうした伝統は大きく変わってしまうのか。その結果は、もうすぐわかる。
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