あおり運転に遭いやすいクルマ、あおり運転しやすいクルマの車種とボディカラーの傾向、そしてあおり運転を招く行為とは!?

■ボディカラーはどうか?

日本を走るクルマのボディカラーは白、シルバー、グレーで約6割を占める。当然ながらあおられるクルマのボディカラーもそれに準ずることになる(xiaosan@AdobeStock)
日本を走るクルマのボディカラーは白、シルバー、グレーで約6割を占める。当然ながらあおられるクルマのボディカラーもそれに準ずることになる(xiaosan@AdobeStock)

 白やシルバーのクルマがあおられるのは、色に起因しているものではない。基本的に日本で走っているクルマは白とシルバーが多いからだ。大雑把に言えば白とシルバーだけで50%近い。

 これに「白系」といっていいグレーを含めれば60%近くなる。当然ながらあおられるクルマも60%近くは白とシルバーということになります。ということで統計としちゃまったく意味なし。

 ただ、あおられにくいカラーは存在すると思う。アルファードでいえば濃色とホワイトで「脅威度」が違う。濃色だと少しばかり雰囲気よくない(笑)。さらにスモークフィルムとか貼ってあると、もうキビシイ。こういった皆さんは「あおる側」にもなるため、「あおるクルマのボディカラーの30%が黒」になるのはよくわかる。ただ。日本で走っているクルマの20%近くが黒。少し確率が高い程度だ。

 また、ホワイトだってあおられない車種もある。ロールスロイスやセンチュリーの新車でパールホワイトとかになると、黒より近寄り難い。こういった皆さんは黒で威嚇する必要すらないんだと思う。具体的に書くとセレブですね。高貴な方や超お金持ちも含む。いずれにしろあおった方が損することを「気が短いドライバーなりの勘」でお近づきにならないようしてるんだと思う。

■周囲をイラつかせない運転をすることがカギ

相手の気持ちを汲んだドライビングを心がけることが重要になってくることは間違いないだろう(metamorworks@AdobeStock)
相手の気持ちを汲んだドライビングを心がけることが重要になってくることは間違いないだろう(metamorworks@AdobeStock)

 まとめてみたい。文頭に書いたとおり、私は最もあおられやすい軽トラックも所有しているが、やはりあおられたことはなし(高速道路で追い越し時に雰囲気は感じるがあおられ前に走行車線に戻る)。

 車線変更や合流時だってしっかり挨拶すればまったく問題ない。ただ、周囲のイライラを買う運転をしていたら、間違いなく軽自動車は濃色のアルファードよりあおられる確率が高くなる。

 もし、自分が「あおられやすい」と感じたなら、車種やボディカラーのせいにせず、あおられない運転を心がければよい。乗り方であおられることはなくなります。逆に「周囲をイライラさせるマイペースの運転を止める気なし! でもあおられたくない」というのなら、濃色のミニバンにスモークフィルムを貼り、極めて怪しい雰囲気に仕上げればOK。あおられる可能性は激減すると思う。

【画像ギャラリー】あおり運転とクルマの車種、そしてボディカラーの傾向は?(8枚)画像ギャラリー

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