■衝突被害軽減ブレーキを標準装着で126万5000円!/トヨタ パッソ(2016年4月デビュー)
今のトヨタのコンパクトカーでは、ヤリスやアクアが人気だ。2016年に発売されたパッソは魅力が乏しいが、2022年に1カ月平均で3400台程度は売られている。
一番の特徴は価格の安さだ。Xは衝突被害軽減ブレーキを標準装着して、価格は126万5000円に収まる。同じ1Lエンジンを搭載するヤリスXよりも19万円安い。しかも後席はパッソが広く、4名で乗車する機会のある営業車、レンタカーなどにも適する。
水平基調の外観は個性が乏しく平凡だが、雰囲気は馴染みやすい。視界もよく、最小回転半径は4.6mだから小回りも利く。実用性と価格の割安感により、今でも相応の人気がある。
次期モデルの情報はまだ出てきていない。次期型があるかも含めて注目したい。
(TEXT/渡辺陽一郎)
●年別販売台数
・2016年:5万8912台
・2017年:5万4186台
・2018年:4万7871台
・2019年:4万980台
・2020年:3万2968台
・2021年:3万2542台
・2022年:1万3724台
●主な改良履歴
・2018年10月…スマートアシストIII、コーナーセンサー標準装備、グリルが大型化した新グレード「MODA」追加ほか
・2021年4月…スマートアシストIII標準装備、グレード体系変更ほか
●価格情報
・新車価格:126万5000~190万3000円
・中古車相場:31.8万〜188.9万円
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