半導体不足が続くなか新型車が多く登場した今年の1〜5月。そのなかで注目車を取り上げ採点チェック! 自動車評論家 国沢光宏氏が、優れたクルマや話題性の高いクルマなど、注目すべきモデル順に評価します!
●今年1〜5月に登場した新モデル(時系列順)
・トヨタ ノア/ヴォクシー(1月)
・日産 アリア(1月) ※今年から本格デリバリーを開始
・レクサス LX(1月)
・マツダ ロードスター990S ※特別仕様車(1月)
・日産 キャラバンディーゼル(2月) ※ビッグマイナーチェンジ
・スズキ エスクードハイブリッド ※復活発売(4月)
・トヨタ bZ4X/スバルソルテラ(5月)
・日産 SAKURA/三菱eKクロスEV(5月)
・ホンダ ステップワゴン(5月)
※本稿は2022年6月のものです
文/国沢光宏、ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年7月10日号
■2022年前半に登場した新型車たちを評価! 最も注目が高いのは?
優れたクルマや話題性の高いクルマなど、注目すべきモデル順に評価していきたいと思う。
……ということで圧倒的な面白さで言えばEVのゲームチェンジャーになる可能性を持っているSAKURA/eKクロスEV(日産/三菱)でしょう!
必要な装備水準のグレードはターボと同等の64psモーターで239万円。
55万円の補助金を考慮すれば184万円となり、そのうえ、自動車税不要。エネルギーコストもガソリン車より低い。普通の軽自動車よりお買い得です。
ノア/ヴォクシー(トヨタ)も高く評価できる。
オプションをアレコレ付けていくとけっこうな金額になるけれど、今や新車全体の価格が底上げされる傾向。むしろ高額車はリセールバリューを重視すべきだと思う。
高い値で買っても高い値で手放せたら実質的な負担金額は少ないですから。
同じ時期に競合車となるステップワゴン(ホンダ)も登場しているが、今までの実績や装備内容など総合して評価すると、すべての点で優位と考えられるノア/ヴォクシーを選んだほうが間違いなさそう。
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