■窓全開でエアコンを! 冷却スプレーなどは効果なし
真夏の車内温度をいち早く下げる方法として、まずはウインドーを全開にし、車内の熱気を外に出すことが第一だ。
そしてJAFの別の試験データによれば、ウインドーを開けたまま(対角線で開けると換気性能がUPする=右フロントサイドウインドーと左リヤサイドウインドーというように)、エアコンONで外気導入にして走り出し、しばらくしてからエアコンを内気循環にする……という方法がベストらしい。
停車したままエアコンONで車内温度が下がるのを待つより、ウインドーを開けて走り出したほうがよいということである。エアコン+走行によって、55℃だった車内温度が、約5分で28℃まで下がったというデータもあるというから、これは実行しない手はない。
ちなみに、これまたJAFの試験によると、車体に水をかけたり、冷却スプレーを使う、ドアをパタパタして車内温度を下げる……といった巷のウワサを検証した結果、いずれも車内温度を大きく下げる効果は期待できなかったそうだ。自宅の駐車場はいつも同じ場所だから、止める場所の日射、車内温度の上昇を変え、低減することはできない。
しかしだ、海に遊びに行ったときなどは、ある程度、駐車場所を選ぶことができる。とはいえ、考えつきそうな大木の下は考えモノだ。たしかに直射日光を和らげることはできるかも知れないが、樹液がポタポタ落ちる可能性があり、ボディ、ウィンドウにダメージをもたらしかねない。
で、筆者が実践しているのは、日中、建物の陰になるような場所に止める、あるいは海まで距離があっても、屋内駐車場(ホテルの地下駐車場を含む)を見つけられれば、そこに止めるという裏技だ。海まで遠いと歩くのが大変……と思いがちだが、折り畳み自転車を積んでいれば、どうということはない。
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