欧州では、広くとり入れられているラウンドアバウト(環状交差点)。日本でも、2014年9月に施行された道路交通法改正によって法整備がなされたが、施行から8年経った2021年3月末時点での全国のラウンドアバウトはおよそ130箇所程度、東京都内ではたった2箇所しかなく、「何それ?? どこにあるの??」と思う人も少なくないだろう。
なぜ日本ではラウンドアバウトが普及しないのか。現状と課題について、掘り下げてみよう。
文:吉川賢一、写真:Adobestock(トップ画像 = mariusz szczygieł@Adobestock)
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コメント
コメントの使い方新設道路で用地に余裕があっても作られないアウンドアバウト。
既存の交差点には利権構造があり信号機を絶対に必要とする人たちがいます。
信号機のコントロールは信号毎に流れを止める発想ですから燃費の悪化、メカへの負担は大きく、ドライバーに蓄積される疲労も過小評価できるものではありません。
日本では無理筋だね。リテラシーに欠けるバカが多すぎる。
尚、名古屋のラウンドアバウトは一車線のはずが、追い抜きする車やウィンカーを出さない車がいる模様。
ラウンドアバウトまでの道も満遍なく路駐されており、路駐の間からの横断者も多いのです。
名古屋で体験したい人は十分気を付けてください。