先日のクラウン・ワールドプレミアで、クラウンの歴史を語っていた豊田章男社長の口から「セルシオ」のワードが飛び出した。それは9代目から15代目クラウンについて語る冒頭、クラウンの苦難の時代を語り出した直後である。
「まず、トヨタにおけるクラウンの位置づけが変わります。1989年、トヨタは、レクサスの最上級車LSを、セルシオとして日本にも導入いたしました。いつかはクラウン。その立ち位置が変わるという大きな転換点を迎えます」
これが発言箇所の全文である。トヨタの看板を背負い、先陣を切って戦っていたクラウンの位置づけを一瞬で変化させたセルシオとは、どんなクルマだったのだろうか。セルシオが日本の高級車、そしてレクサスLSとして世界の高級車に与えた影響を考えていく。
文/佐々木亘、写真/TOYOTA、奥隅圭之、ベストカーWeb編集部
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