新ユニット「ターボハイブリッド」の搭載を期待!!
次期型プラドで、もっとも重要なのが「これ以上大きくならない」ことだと考える。全長も全幅も全高も変えず、現行プラドと同じディメンジョンの中で、エクステリアデザインを最新トレンドへブラッシュアップするのが、人気を保つポイントではないだろうか。
そのうえで、期待したいのが、ハイブリッドユニットの追加だ。現行プラドには、2.7L直4のガソリンエンジン車(163ps/246Nm)と、2.8L直4のクリーンディーゼルエンジン車(204ps/500Nm)があるが、次期型プラドは、ここにハイブリッドモデルが追加される、と筆者は見込んでいる。
例えばRAV4やハリアーに搭載されている2.5Lハイブリッドユニット(システム合計300ps/400Nm級)、がそのまま搭載されてもおかしくはないだろう。また、新型RXのトップモデル「RX500h」に搭載となった新ハイブリッドパワートレインの「ターボハイブリッド」の搭載も期待できるかもしれない。フロントに高トルクな2.4L直4ターボエンジンと6速ATを、リヤには高出力モーター「eAxle」を搭載し、高出力なバイポーラ型ニッケル水素電池を採用した新ユニットであり、効率的かつレスポンスのいい動力性能をもたらしてくれる。
ただし、廉価なガソリンモデルは残るだろう。輸出人気が高いのは、一般的なガソリンモデルの方だからだ。
新型登場は、しばらく「お預け」か
これまでプラドは、ランクルの新型登場からから一年遅れで、新型を登場させてきた。しかし今回は、その手順通りとはいかないようだ。300系ランクルは、半導体材料など部品不足による車両製造の遅れに加えて、想定以上に受注が殺到したことで、現在受注停止に追い込まれている。いまプラドをFMCしても、納期遅れに拍車がかかってしまい、状況が悪化してしまう。
次期型登場までは、まだしばらくかかりそうだが(次期ランクルプラドの登場は、当初2023年夏頃と予想されていたが、その後の部品流通不安や商品計画の修正などから「2024年夏頃発表」に後ろ倒しになったというのが編集部に入ってきている最新の情報)、新型登場が遅れるぶんは、その時点での最新技術が上乗せされてくることだろう。登場が楽しみだ。
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