エモ~い!! FJクルーザーミツオカバディ…「レトロ」な魅力ももつクルマたち 5選

エモ~い!! FJクルーザーミツオカバディ…「レトロ」な魅力ももつクルマたち

 最近音楽シーンでは1970年~80年代の邦楽が、“シティポップ”として注目されている。最近の音楽とは異なり、ニューミュージック特有のきれいなメロディラインが再評価されているのだ。

 クルマでも最近“レトロ”ブームが再燃している。メッキパーツを多用し、1960年~70年代風のクルマに仕立てており、最近販売開始したスズキアルトラパンLCもフロンテをオマージュしたレトロ感を漂わせている。

 そこで、今回はどことなく、レトロ感があふれながら洗練されたクルマを5台紹介する。

文/萩原文博、写真/TOYOTA、MITSUOKA、DAIHATSU、SUZUKI、平野 陽

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レトロ感満載!! ミツオカ「バディ」&「ビュート」登場!

トヨタRAV4をベースに、1970~1980年代に活躍したアメリカンSUVをモチーフとして作られたミツオカ初のSUV「バディ」

 今回のレトロ感の火付け役となったのが、2021年6月に販売開始したミツオカバディだ。予約開始とともに多くの注文が殺到し、生産計画を拡大したものの、納車までは1年以上という人気車種だ。

 バディは現行型トヨタRAV4をベースに、1970年代に販売されたシボレー・ブレイザーを彷彿させるメッキパーツのフロントグリルを装着し、レトロアメリカンに仕立てたカスタムカー。

 搭載しているパワートレインは2L直列4気筒エンジン+10速シーケンシャルマチック機能付のCVT。そして2Lエンジン+モーターのハイブリッドシステムとなっている。

 駆動方式は4WDを中心にガソリン車、ハイブリッド車の一部グレードの2WDを用意。新車価格は486万900円~608万7400円となっている。

 いっぽう、中古車は現在約8台流通していて、中古車の価格帯は約600万~約888万円と新車価格を上回るプレミアム価格となっている。

 自分の好みどおりに仕立てて、ノンビリ待つのも楽しいし、すぐに手に入れて相棒として活躍してもらうのもいい。バディは唯我独尊のモデルゆえ、ほかに代わるクルマがないのが特徴だ。

 同じくミツオカからもう1台。日産マーチをベースとしたビュート(美遊人)をピックアップする。3代目となる現行型ビュートは2012年5月から販売開始された。歴代モデル同様に、名車ジャガー・MKIIIをオマージュしメッキグリルやバンパーを装着したカスタマイズカーだ。2013年には映画とタイアップした特別仕様車を販売している。

 トランクを後付けしたビュートに加えて、2015年にはリアをベース車のマーチのデザインを活かしたエントリーモデルのビュートナデシコを設定した。搭載しているパワートレインは、1.2L直列3気筒エンジン+CVTで、駆動方式は2WDと4WDを用意している。オプションでウッドタイプインパネや本革シート、クラシックドアパネルなど外観だけでなく、内装のレトロ感を高めるアイテムを用意している。

 ビュートの新車価格は289万3000円~349万2500円となっている。いっぽう、現行型ビュートの中古車は約32台流通していて、価格帯は約148万~約368万円となっており、多彩なボディカラーが特徴となっている。

 ここまでは中古車だけでなく、新車も手に入る車種だったが、ここからはすでに生産が終了していて、中古車でしか手に入らない3モデルを紹介する。

FJクルーザー、オリジンなど中古車でしか買えない名車たち

個性的なスタイリングと本格4WD車としての高い走行性能で人気を集めたFJクルーザー

 まずは、2010年~2018年まで販売されたトヨタFJクルーザー。北米では2006年から販売され、日本に逆輸入されたクルマが大人気となった。その結果、日本市場にも導入されたSUVだ。

 FJクルーザーの外観デザインは、丸型のヘッドライト、オバールグリルやTOYOTAロゴなどFJ40型ランドクルーザーをオマージュしている。またFJクルーザーは個性的な観音開きのドアを採用しているのが特徴だ。

 日本仕様のFJクルーザーが搭載しているパワートレインは最高出力276psを発生する4L V型6気筒エンジン+5速ATで、駆動方式はパートタイム4WDとなっている。インテリアは、防水・はっ水ファブリックシートやラバー調のフロア&デッキカーペットなどを採用し、アウトドア志向の装備が充実している。

 現在、FJクルーザーの中古車の流通台数は約440台流通していて、平均価格は約315.5万円。中古車の価格帯は約150万~約550万円と高値安定傾向が続いている。

 2000年7月にトヨタの国内自動車生産累計1億台達成記念車として、1000台程度販売した特別仕様車がトヨタオリジンだ。オリジンは、4ドアセダンのプログレをベースにトヨタの歴史を象徴する初代クラウンをモチーフとしたレトロ感あふれるモデルに仕立てられている。オリジンは、センチュリーを生産するクラフトマンの「匠の技」による丁寧な造り込みが特徴。

 量産プレス技術では難しい衣装であるフロントフェンダーや、クォーターパネルまわりは分割成形し、匠の目と手により外板面の合わせに細心の注意を払った造り込みを行うことで、高いクオリティを確保している。

 両側リアドアは初代クラウンの特徴である観音開きのドアへ変更。さらに、リアガラスはクォーターパネルまで回り込ませ、縦長のリアコンビネーションランプを組み込んだテールフィンとするなど、随所に初代クラウンを踏襲しながら、高級感を表現している。搭載しているパワートレインは、最高出力215ps、最大トルク294Nmを発生する3L直列6気筒エンジン+4速AT。駆動方式は2WDのみとなっている。

 新車時価格は700万円だったが、現在オリジンの中古車は約17台流通していて、平均価格は約355.7万円。中古車の価格帯は約230万~約598万円と20年落ちの中古車としては高い残価率を誇っている。

 最後に取り上げるのは、2004年に登場したダイハツミラジーノ。ミラジーノは軽自動車のミラをベースに丸型のヘッドランプや各種メッキパーツを施し、クラシックミニを彷彿させる内外装で幅広い層から人気となったモデルだ。

 ミラジーノの外観は、大型のフロントメッキグリルや丸型ヘッドランプなどでジーノらしいクラシカルな要素を盛り込みながら、フロントピラーを立てリアピラーを前傾させたシルエットや、フラッシュサーフェースなどの造形処理でモダンなイメージを表現している。

 また、ミラジーノのもう一つの個性としてMINILITEを設定。個性的なフロントメッシュグリルやエアロパーツ、15インチミニライトアルミホイールやディスチャージヘッドランプなどを採用し、スポーティなテイストを演出し、よりミニ濃度を高めている。前後のドアは、いずれも約90度フルオープンが可能で、高い乗降性・積載性を実現している。また、地上からのシート高を、乗り降りに最適な595mmに設定するなど高い利便性も兼ね備えている。

 ミラジーノに搭載されているパワートレインは、最高出力58ps、最大トルク64Nmを発生する660cc直列3気筒エンジン+4速ATのみ。駆動方式は全グレードで2WDと4WDを設定している。

 ミラジーノは走行性能や快適性にもこだわっており、スプリングやショックアブソーバーなどを最適にチューンしたサスペンションを採用し、快適な乗り心地を実現。また、吸音タイプ天井の採用や吸音プラス遮音の効果を発揮するダブルエフェクトサイレンサー、床上の防音制振などにより静粛性を向上させている。

 現在、2004年に登場した最終型のミラジーノの中古車は約720台流通していて、平均価格は約29万円。価格帯は約1万~約80万円となっている。スポーティなMINILITEは約180台中古車が流通していて、約6万~約80万円だ。本物のクラシックミニは買えないけれどもデザインが好みという人にはピッタリだ。

 ファッションや音楽シーンでは歴史が繰り返すことが多いが、クルマの外観デザインは法規制によって昔のデザインを復刻することは難しい。したがってここで紹介したレトロ感あふれるクルマを手に入れて、懐かしさを味わうのはどうだろうか。

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