これをやると「運転が下手」と思われてしまう愛車&同乗者に優しくないNG運転術5選

Pレンジとパーキングブレーキには順番がある

 近年の新型車では、電動パーキングブレーキの普及で、自動でパーキングブレーキをかけてくれるクルマが多くなっていますが、まだまだ、手引き式もしくは足踏み式のパーキングブレーキのクルマに乗っている人も多いはず。

 クルマを駐車する際、まずPレンジにいれてからパーキングブレーキをかける人が多いですが、パーキングブレーキは、実は「Pレンジに入れる前にかける」が正解。Pレンジは、トランスミッション内部の歯車に爪がかかり、シャフトがロックされるので駆動輪は動かなくなりますが、被駆動輪(FFの場合はリア、FRの場合はフロント)はフリーとなるため、Pレンジに入れたあと、ブレーキペダルから足を離すと、わずかにクルマが動いてしまいます。

 特に坂道などで駐車するとき、Pレンジに入れたあと、サイドブレーキを引く前に、先にフットブレーキを離すのはNG。ミッションが、本来持っていない役割をすることになり、負担が大きくなってしまいます。

クルマ止めに、タイヤをべったりくっつけてはいけない

 駐車場にクルマを止めるとき、クルマ止めがある場合は「クルマ止めにぶつかるまで下がる」のがマナー。しかし、クルマ止めに強く押し付けた状態のまま、駐車してしまうのは、クルマの寿命を縮めるNG行為。クルマ止めに強く押し付けることで、タイヤに余計な圧力がかかり、タイヤのトレッドやサスペンションのブッシュ系にストレスをかけてしまいます。

 タイヤのトレッドにできたフラットスポットやくぼみは、次にクルマを動かしたときに、周期的な振動を発生することがあります。走れば解消されますが、毎回車止めに押しあてて止めていると、ダメージは蓄積されていきます。短い時間ならばそれほど問題ではないですが、タイヤに負荷をかけることは、できるだけ避けたほうがよいです。

 クルマ止めがある場合は、一度クルマ止めにゆっくり当てたあと、少しだけ前進(または後退)して、クルマ止めから離すようにしておけば、タイヤにかかる負荷を軽減することができます。

◆     ◆     ◆

 愛車によくない運転操作としてはほかにも、フロントウインドウが乾いた状態でワイパーを動かすことや、近距離走行を繰り返すこと、などがあります。また、同乗者にやさしい運転にするには、急操作を防ぐことはもちろんのこと、速度変化をできるだけ少なくするようにするのがポイントです。

 一般道や高速道路の平たん路であっても、道はわずかに傾斜していたり、緩やかに曲がっていたりすることが多く、アクセルペダルを踏む強さを変えなくても、車速は徐々に変動していきます。この微妙な車速変化をコントロールできるようになると、クルマはまるで新幹線のようになめらかに進む乗り物となり、同乗者は酔いにくくなります。「できていないな」という方は、ぜひチャレンジしてみてください。

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