■SA/PAは民間の会社が運営!! しかも地元の大企業が舵取り
また何も表示はありませんが、ほとんどのSA/PAは、どこか一社の民間の会社が運営しています。
有名なところで言えば、「峠の釜めし」で有名な荻野屋もSA/PAに出店するだけでなく、SA全体の管理も行っていたりします。
また、地方の鉄道やバスなどの交通系の会社や、ホテル/レストランなどの会社が運営していることもあります。
あちこちのSA/PAを取材してきた経験から言えば、大抵の場合、SA/PA全体を運営するのは、地方でも有名な大きな会社ばかりです。また、大きな会社ですから、ひとつのSA/PAだけを運営しているわけではなく、複数のSA/PAを手掛けることも多々あります。
■昔はすべて同じ料理&同じ味がキホン!! 働く場はさまざま!
ただし、日本道路公団の民営化を経て、少しずつ変化も生まれています。
昭和のころ、まだ道路公団、いわゆるお役所の管理下では、「公共サービスなのだから、どこでも同じ内容・クオリティで提供する」という方針でした。そのため、どのSA/PAでもレストランやフードコートで販売されるのは同じメニュー。
しかも、定期的に公団の担当者がSA/PAを回って味をチェックして、「どこも同じ味」にしていたというから驚くばかりです。
ただし、そうして平均化すれば、どうしてもレベルを高く保つのは難しいもの。そのため、昭和のころのSA/PAの食事は、あまり評判がよろしくありませんでした。
しかし、平成になり日本道路公団が民営化されたことで状況は一変。競わせることでサービス・レベルが、どんどんと向上していったのです。
また、SA/PAの管理は一社が行うものの、さらにテナントとして別会社が入ってくることも珍しくなくなりました。最近では、「スターバックス」や「セブンイレブン」などのチェーン店があるのも珍しくなくなっています。
つまり、高速道路のお店で働くのは、民間の会社のスタッフであり、働く場所はあちこちにあるというのが実情です。そのため、「どこかのSA/PAが長期的に閉鎖になったらどうするの?」という疑問の答えは「他にも働く場所があるよ」となります。
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