お盆や大型連休など、パーキングでひと休み! なんて時に進んだはいいが、停められなかった……なんて経験をしたことのある人も多いハズ。
通路には進行方向が書いてあり、パーキングエリア内はいわば一方通行である。そこで停められなかった場合はどうするのが正解なのか!? もしや諦めて本線に戻るのがイイの!?
文/斎藤優太、写真/トヨタ、日産、スバル、AdobeStock
■やっぱりダメ! 停められなかったら諦めるのがキホン
サービスエリアやパーキングエリア(以下、SA・PA)付近では逆走による事故が発生しやすいことから、SA・PA内は基本的に一方通行となっている。そのためSA・PAにおいて駐車できなかったときは、進行方向に向かって進むしかない。
Uターン路が設けられている場合は、空いている駐車場を再度探すこともできるが、Uターン路がない場合は本線に戻り次のSA・PAを目指すしかないというのが現状だ。
そのため、本線のSA・PA手前にある「休憩施設混雑情報板(SA・PAの電光掲示板)」を見て、早めにSA・PAに入るか、ひとつ先を目指すか決めると良いだろう。また、休憩施設混雑情報板を見ずにSA・PAに入ってしまった場合、空き駐車マスを見つけ次第すぐ車を停めることを推奨する。
■最悪の事態を防ぐため! 逆走事故低減が最大の目的
そもそも、SA・PAが一方通行になっているのは逆走事故を減らすというのもひとつの目的となっている。NEXCOや中国四国管区警察局によると、逆走が起こりやすい場所は、IC(インターチェンジ)やJCT(ジャンクション)、SA・PA付近で発生しやすいと公表されている。
SA・PAで逆走して、そのまま気づかずに本線へ入ってしまった場合、高い速度で正面衝突することになり非常に危険だ。このような逆走事故を減らすために、SA・PA内は基本的に逆走できないようになっている。
しかし、本線走行中に「空有」の休憩施設混雑情報板を見て、SA・PAに入ったのにもかかわらず、駐車場のどこが空いているのかわかないことも……そんな時は次のSA・PAを目指すことになってしまったということもあるだろう。
各SA・PAでは、空き駐車マスやどこに駐車すればよいのかわかりやすくするために、入口部分に案内情報板を設けたり、混雑する時期に駐車場整理員を配置したりしている。また、駐車マスの空き状況がひと目でわかるよう灯具を設置しているSA・PAもある。
コメント
コメントの使い方