タイヤはクルマの命綱!! 意外と知られてない5つのトラブルと一番手前の対処方法

タイヤトラブルのNG行動

タイヤはクルマの生命線!! 事故を防ぐために押さえておくべきは足元!
釘が刺さっていたりすると焦って抜きたくなるかもしれないが、抜くことで空気が一気に抜けてしまい、ちょっとした移動も困難になる可能性が高い

 最後にタイヤトラブルに遭遇した際にやってしまうと危険、または状況が悪化する可能性があるNG行動をいくつか紹介しよう。

■パンクしたまま走行する
 スローパンクチャーの場合はある程度の走行は可能だが、そのまま走り続けるのは危険。走行しながら空気圧が下がっていけばスタンディングウェーブ現象やハイドロプレーニング現象といったトラブルが起きやすいからだ。また、タイヤが潰れてしまうほど変形すると衝撃を吸収できなくなるため、ホイールやサスペンションなどタイヤ以外の部品が大きなダメージを負う可能性もある。

■タイヤに刺さった釘などを抜く
 タイヤに刺さっている釘などの異物は抜いた途端に一気に空気が抜けてしまい、移動すら難しくなる恐れがある。基本的には走行を避けてロードサービスに連絡することが理想だが、目の前にカーショップやガソリンスタンドがある場合には、抜かずにゆっくりと移動して修理を依頼しよう。

■路肩でタイヤ交換などの作業をする
 高速道路上での作業は絶対にNGだが、一般道でも見通しの悪い夜間や、交通量の多い道路で作業を行うとさらなる事故を招く危険があるので避けよう。駐車場のような安全が確保できる環境がない、そこまで自走できないのであればロードサービスに依頼しよう。

■パンク修理をしたタイヤや、予備タイヤで走り続けない
 クルマに積載されている予備のタイヤにはノーマルタイヤと同じ「スペアタイヤ」と、ひと回り小さい緊急用の「テンパータイヤ」の2種類がある。省スペースや軽量化を目的にしているテンパータイヤはあくまでも緊急用であり、耐久性や走行性能はノーマルタイヤよりも低い。

 そのためテンパータイヤに交換して走行できるようになったからといってそのまま履き続けたりするのはダメ。特に、高速道路などを長時間走ることは非常に危険だ。

 同様にパンク修理キットを使用したタイヤも使い続けるのも危険。薬剤で塞いだ穴が衝撃を受けることで再び開いてしまう可能性がある。

 いずれのトラブルも、応急処置をした後は必ず点検を受けるようにしよう。

【画像ギャラリー】ちょっとタイヤに気を遣うだけで防げる事故は多い!(13枚)画像ギャラリー

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