■保険対象外のサーキットは高い!! 1枚4万超えのケースも
また、ガードレールの弁償というと、サーキットを思い浮かべるかもしれない。知らないと、コースアウトしてガードレールにぶつかって壊しても、参加費や走行料金に含まれていると思うかもしれないが、弁償するのが通例(保険などはある)。
いくつかのサーキットの費用を見てみると、鈴鹿サーキットではガードレール1枚が3万900円で、支柱1本交換が3万400円と高額で、さらにオートポリスではガードレール1枚が約4万4000円〜となっている。
いずれにしても、市中よりもかなり高いように見えるが、人件費を入れての金額で、逆に市中のものも結局は1mあたりこれくらいするとも言えるだろう。
■耐用年数は10年だが、見た目で判断するケース多し
このように意外に高価なガードレールの耐用年数はどれくらいなのだろうか?
自治体が発表している資料によると資産として評価されるのは10年。紫外線などでカサカサになってくるので、見た目的にもつのもこれくらいだろう。ただ、冒頭で触れたように現在、各自治体は財政難のところがほとんどで、ガードレールの交換を含めたインフラの整備をすべてスムースに行えていないのが現状だ。
カードレールについては破損やサビによる腐食が見られないようなら、できるだけ使うというようになっていたり、また痛むのは袖ビームと呼ばれる両端の部分なので、ここだけ交換ということなどで対応はしている。これも点検して随時といったところ。
つまり、素材が鉄だけに、規定の耐用年数ではなく、実際に見てみて、限界が来たら交換というのが実際で、交換しているのをあまり見かけないのはそのためだ。
そのほか、一時話題になった、隙間に突き刺さった謎の金属片や、材料不足によるガードレール盗難など、価格や耐用年数以外にもいろいろな問題というか話題がガードレールにはあるので、機会を見てまた紹介したいと思う。
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コメント
コメントの使い方壊さなきゃ錆びるまで持つんじゃないかな。