世界に君臨するスーパーSUVとその代役が務まる国産車5選 【おっさんはこれに乗れ!】

■トヨタのSUVはもちろんホンダのミニバンでもイケる!

●ポルシェ カイエン

輸入車におけるスポーツSUVの先駆として初代モデルが2002年に誕生。3代目となる現行型も大人気モデルだ
輸入車におけるスポーツSUVの先駆として初代モデルが2002年に誕生。3代目となる現行型も大人気モデルだ

 カイエンについては、いまさら説明の必要はないだろう。ポルシェ製SUVのデカい方だ。ウルスとは兄弟に当たる。これに乗れば、ほぼ無敵のおっさんだ。

 が、カイエンが難しい場合は、いい代役がいる。トヨタのヤリスクロスだ。「どこが!?」と思うかもしれないが、ヘッドライトの形状を見てくれ。どっちもツリ目でかなり似てないか!? サイズはまるで違うが、スポーティなフォルムも、すご~く離れて見れば、カイエンに似ていなくもない。おっさんはヤリスクロスでポルシェ乗りを気取れ!

→代役/トヨタ ヤリスクロス

トヨタの基幹コンパクトカー「ヤリス」のSUV版として2020年にデビューした
トヨタの基幹コンパクトカー「ヤリス」のSUV版として2020年にデビューした

●アストンマーティン DBX

アストンマーティン初のSUVとして2020年に誕生。アストンらしいフロントデザインを継承している
アストンマーティン初のSUVとして2020年に誕生。アストンらしいフロントデザインを継承している

 DBXは世界一エレガントなSUV。さすがアストンマーティンだ。その優美な曲線は全人類を魅了する。DBXに乗れば、おっさんはもれなくジェームズ・ボンドになれる!

 が、DBXが高すぎて買えない場合は、ハリアーがオススメだ。またしてもトヨタ。偶然だろうか? 「ハリアーのどこがDBXじゃ!」と思うかもしれないが、よく見てほしい。まず顔。形状としては似てないが、エレガントに波打つ曲線に、どことなく共通点はないか? リアもまたしかり。決定的なのはサイドビューだ。ビックリするほどそっくりじゃないか!

 これを見れば、ハリアーがバカ売れして受注停止になるのも納得だ。なにしろハリアーは和製アストンマーティンDBX。それが299万円から買えるのだから! おっさんはハリアーでジェームズ・ボンドを目指せ!

→代役/トヨタ ハリアー

シティSUVの老舗的存在ともいえるラグジュアリーモデル。2022年9月にはPHEV仕様も追加された
シティSUVの老舗的存在ともいえるラグジュアリーモデル。2022年9月にはPHEV仕様も追加された

●ランドローバー 新型レンジローバー

5代目モデルとなったランドローバーブランドのフラッグシップモデル。ボディはさらに拡大された
5代目モデルとなったランドローバーブランドのフラッグシップモデル。ボディはさらに拡大された

 新型レンジローバーのデザインの美しさには息を呑んだ。シンプルの極致にして美の極致。これ以上美しいSUVはこの世に存在すまい。さすが砂漠のロールスロイスである。

 が、レンジローバーの代役が務まる国産車が存在する。ホンダの新型ステップワゴンである。「SUVじゃないやんけ」と思うかもしれないが、なぜジャンルにこだわる? 美しければカテゴリーなど関係ない!

 レンジローバーとステップワゴンが似ていることに関しては、議論の余地すらない。シンプルなフロントフェイスもシンプルなパネル面もウリふたつだ。ステップワゴンは間違いなく和製レンジローバーなのである。おっさんはステップワゴンを砂漠のロールスロイスと思え!

→代役/ホンダ ステップワゴン

ミニバンとしての使い勝手の良さを追求する一方で、デザインは初代、2代目モデルのようなシンプル方向にシフトした
ミニバンとしての使い勝手の良さを追求する一方で、デザインは初代、2代目モデルのようなシンプル方向にシフトした

■世界2大ブランドカーに匹敵する(!?)国産SUVは?

 いよいよ佳境に入ってきた。ここからは世界の2大高級SUVが登場する。

●ベントレー ベンテイガ

プレミアムブランドのなかでは比較的早く、2016年に日本導入が発表されたベンテイガ。巨大なグリルが圧倒的迫力を感じさせる
プレミアムブランドのなかでは比較的早く、2016年に日本導入が発表されたベンテイガ。巨大なグリルが圧倒的迫力を感じさせる

 ベンテイガのデザインは実に独特。フォーマルかつスポーティなセダンの車高を持ち上げただけ……みたいな形で、かなり四角っぽい。真四角なSUVというとGクラスやジムニーだが、それとはまったく違う「シカクマル」なフォルムが特徴だ。なんとも浮世離れした超高級感だぜ!

 この代役が務まる国産車はあるのか? ある! 三菱アウトランダーPHEVだ! 正直、顔は全然似てないが、なんとなく四角っぽい形状がちょっと近くないですか? まぁ、無理にベンテイガだと思う必要もないくらい、アウトランダーPHEVは走りもルックスも魅力的。おっさんはアウトランダーPHEVで驀進せよ!

→代役/三菱 アウトランダーPHEV

アウトランダーとしては3代目となる現行型。7人乗りもラインナップされている
アウトランダーとしては3代目となる現行型。7人乗りもラインナップされている

●ロールスロイス カリナン

他のSUVとは異なり、「オフロード感」を感じさせないスタイリングで2018年に日本へ導入されたカリナン
他のSUVとは異なり、「オフロード感」を感じさせないスタイリングで2018年に日本へ導入されたカリナン

 SUV界のラスボスである。そのデザインは、ロールスロイス・ファントムのトランク部分をブッタ切ってただ持ち上げただだけみたいで、ものすごく違和感満点だが、それが凄まじいセレブ感を醸し出している。

 さすがにこの代役が務まる国産車はあるまい……と思うだろうが、甘い! 国産車をナメてもらっちゃ困る! このヘンテコリンな形のカリナンのように、ヘンテコリンな形の国産車がかつて存在したのだ。その名は、ビスタアルデオ!

 写真を見れば、説明の必要はないだろう。ビスタアルデオなら、中古車が50万円前後で買える。ただし中古車情報サイトでの現在の流通台数はわずか2台。急げ! おっさんは急いでビスタアルデオをゲットして、ロールスロイス・カリナンを気取れ!

→代役/トヨタ ビスタアルデオ

5代に渡って販売されたビスタのうち、最終型である5代目モデルにラインナップされたワゴンモデル
5代に渡って販売されたビスタのうち、最終型である5代目モデルにラインナップされたワゴンモデル
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