今は絶滅危惧種だけど…ちょい古の国産車はクーペ天国!! お買い得な名スポーツクーペを狙え!!

古さを感じさせないハイブリッドスポーツのCR-Zもイマドキでグッド!

クーペは見捨てられたのか!?
2015年のマイナーチェンジでフロントバンパー、フロントグリル、リアバンパー、サイドシルガーニッシュのデザインが刷新され、流麗で存在感あるスタイルで登場したCR-Z

 先進的で躍動感のあるエクステリアに1.5リッターi-VTECエンジンと独創のハイブリッドシステムであるIMA(インテグレーテッド・モーター・アシスト)を組み合わせたCR-Z。

 走行シチュエーションやドライビングスタイルに合わせてSPORT・NORMAL・ECONという3つの走行モードを選択できるホンダ初の3モードドライブシステムを搭載したり、ハイブリッドカーとして世界初の6速MTを、CVT車にはパドルシフトを標準装備するなどドライバーに操る楽しさも提供した。

 また、専用のサスペンション、ボディの軽量化&高剛性化、徹底した空力処理などによって実現した俊敏かつ安定感のあるハンドリングも秀逸。それでいて、25.0km/L(10・15モード走行燃料消費率(CVT車))の優れた燃費性能を実現したCR-Zは評価も高く、第31回 2010~2011 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞。2012年9月にはバッテリーをニッケル水素からリチウムイオンに変更するマイナーチェンジも行われ、ハイブリッドシステムも進化を遂げる。

 優れた走行性能から今も人気が健在のCR-Zは2015年8月にエクステリアの刷新が行われたが、その流麗で存在感あるスタイルは今見ても古さを微塵も感じさせない。現在の中古車市場では2010年~2011年モデルのタマ数が多く、価格も15万円~100万円で買えるものが多く存在している。

RX-7の血統を継ぐRX-8は現代の目線で見ても十分イケてる

クーペは見捨てられたのか!?
エアロパーツやビルシュタイン社製ダンパーをはじめ、RECARO社製バケットシートやブロンズ塗装の19インチ鍛造アルミホイールなどの専用装備で武装したRX-8最後の特別仕様車「SPIRIT R」

 REとGENESISを掛け合わせたRENESIS(レネシス)と名付けられた新型のロータリーエンジンを搭載したRX-8は、RX-7の生産終了から8カ月後の2003年4月に登場。

 RENESISは低回転域から9000rpmに至る高回転域まで高いトルクを発生するとともに、フューエルインジェクターや点火プラグの改良などによって、低燃費&高出力でかつクリーンな排出ガスという三拍子そろった654cc×2ローター自然吸気の新世代エンジンとして大きな注目を集めた。

 ボディのスタイリングもパッと見はスポーツカー然としたクーペフォルムでありながら、大人4人が乗ることができる空間を有する4シーターを採用。

 加えて、観音開きのフリースタイルドアシステムによって、実用面でもしっかりとした配慮がなされていた。2003年4月から2012年3月末までに海外向けも含めて19万2094台が生産されたRX-8は約9年間で一度のマイナーチェンジと二度の一部改良が行われ、2012年6月に惜しまれつつ生産終了に。

 現役時代はやや評価が低かった感も否めないRX-8だが、マツダ最後のロータリーエンジン搭載車という付加価値も手伝って、最近の中古車市場では徐々に価格が上昇する傾向にある。RX-7の血統を継ぐスポーツカー=RX-8を買うんだったら今がチャンス!?

今後の値上がりを見越して……NSX買うなら、今でしょ?

クーペは見捨てられたのか!?
2代目NSXの集大成とも言えるタイプSは2022年7月に30台限定(全世界で350台)で発売。限定色のマットカラーや特別感を演出する専用パーツ、タイプS専用ロゴの設定などでスーパースポーツとしての存在感が高められている

 2022年12月をもって生産が終了となるNSX。日本が誇る世界のスーパースポーツとして登場した初代モデルは1990年9月に発売を開始し、2005年に生産を終了。

 そこから11年の時を経て華麗なる復活を遂げた2代目は、先代モデルの卓越した運動性能と誰もが快適に操ることができる人間中心のスーパースポーツというコンセプトを継承しつつも、時代にマッチしたホンダ独自の先進的な電動化技術との融合によって大きく進化。

 その最たる特徴は高効率・高出力を実現した3モーターハイブリッドシステムのSPORT HYBRID SH-AWDだ。これはミッドシップにレイアウトした3.5リッターV型6気筒ツインターボエンジンに、クランクシャフトと直結したダイレクトドライブモーターと9速DCT、前輪の左右を独立したふたつのモーターで駆動するツインモーターユニットを組み合わせて四輪の駆動力を電動で制御するもので、全速度域での高いライントレース性を実現。

 軽量で剛性の高いボディやオールアルミ製の独立懸架前後サスペンションとも相まって、日常からサーキットでのスポーツ走行までスーパースポーツたる走りも披露した。

 2代目のデビューで初代の中古相場が跳ね上がったように、生産終了とともに中古市場での値上がりが予想される2代目NSX。借金をしてでも2代目に乗りたい! という人は、早めの購入が吉と出るだろう。

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