行ってきたぞ日本GP! ホンダはF1ブームの追い風を活かせるか!?

行ってきたぞ日本GP! ホンダはF1ブームの追い風を活かせるか!?

 2026年もやってきたF1 日本GP! 鈴鹿を埋めるほどの大観衆が示したのは、いまのF1が持つ圧倒的な熱量。そんな舞台でホンダは苦しい立ち上がりを受け止めながらも、一歩ずつ前に進もうとしていた。ホンダがこの先に託された期待は決して小さくない。どうするホンダ!?

文:ベストカーWeb編集部/画像:ホンダ、HRC、ベストカーWeb編集部

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31万人が来場!? ここ数年の盛り上がりすごくないかF1 日本GP

決勝前日の予選日でもこの入りよう。F1の人気っぷりを物語る
決勝前日の予選日でもこの入りよう。F1の人気っぷりを物語る

 2026年3月27日~29日にかけて、F1 日本GPが三重県鈴鹿サーキットにて開催された。自動車レースにおいては世界最高峰の舞台ということもあって、これまで数々のドラマが繰り広げられた場でもある。

 映画やネットフリックスなどの影響もあってか、いまF1は若い世代を中心に世界的なブームとなっている模様。実際に会場を見渡してみても若いお客さんがとにかく多い! 日本はもちろん、各国から若者がF1を見に来ているようで、とくにカップルで訪れている姿が印象的だった。

 各チームのウェアやキャップに身をつつみ、友人や恋人とレースを堪能する姿は、ディズニーランドかと思ってしまうほど。若者たちにとっては、「F1観戦」が新たな娯楽として選択肢に存在していると窺える。

レースは若い19歳のキミ・アントネッリが優勝を決めた
レースは若い19歳のキミ・アントネッリが優勝を決めた

 肝心なレースは、28日の予選ではメルセデス、フェラーリ、マクラーレンがポールポジションを奪い合うタイム合戦が繰り広げられ、ベストタイムが更新されるたびに会場からは「おぉ……!」と大きな歓声やどよめきが響き渡る。

 決勝日の28日は、新しい規則の関係もあってか、とにかく抜きつ抜かれつな刺激的な場面が頻発! これまで「鈴鹿は抜けない」と言われていただけに、この展開に会場も大興奮だった。

 結果は、19歳でメルセデスに所属するキミ・アントネッリが優勝。今年のF1 日本GPは全体的に若者による新たな時代を予感させるものとなったようだ。

ホンダは一歩一歩強みに登っていくことを決意

渡辺社長は、現状の振動問題やPUの信頼性を解決してから、性能やポテンシャルの向上を行っていくと強く語る。長い戦いも辞さないようだ
渡辺社長は、現状の振動問題やPUの信頼性を解決してから、性能やポテンシャルの向上を行っていくと強く語る。長い戦いも辞さないようだ

 だが、日本で開催ということもあってか、やはり気になるのは我らが日本のホンダ。ホンダは、アストンマーティンにパワーユニットと呼ばれるF1マシンの動力源を供給する「PUマニュファクチャラー」として参戦しているが、開幕前から振動問題などをはじめとする不調の様子が報じられていた。

 実際に、第1戦オーストラリアGP、第2戦中国GPでは入賞はおろか、完走も果たせずにいる。この現状をホンダは、どう受け止めているのだろうか。

 今回の日本GPに際してホンダおよびHRCは、メディアからの取材に応じた。決勝前にメディアの前へ登場したHRCの渡辺康治社長は、懸案のPUに関しては、おそらく走り切れるだろうというレベルにまで信頼性が向上したことを訴え、まずはホームでの完走を目標として掲げる。

 また、2021年時の撤退の結果、人材が他部署・他部門へ移ることになり、再参戦決定時にスタッフを集めることに難儀したというのは、これまで数多くの報道にあったとおり。渡辺社長はその点についても言及し、集めたり戻したりするのには時間がかかったが、メンバーは揃ったと述べる。

アストンマーティン・ホンダのパドック
アストンマーティン・ホンダのパドック

 今年から参戦のアウディ善戦している以上、どうしてもホンダは比較される。現状および周囲からの目には厳しいものがあることを自覚しつつ、それでもなお「ぜひ、長い目でみていただければ」と主張するHRCには焦りがあるという雰囲気ではない。

 批判も試練も甘んじて受け入れ、長い戦いも辞さないと決意したようにも見受けられる。

 決勝レースの結果は、ストロールは惜しくもリタイヤとなってしまったものの、アロンソは無事完走。ひとまずは目標を達成したということであろう。

めでたく完走を果たしたフェルナンド・アロンソの14号車
めでたく完走を果たしたフェルナンド・アロンソの14号車

 思い返してみれば、ホンダ F1の歩みは決して順調なことばかりではなかった。どの期であっても最初は苦戦するのがホンダ F1の歴史であった。だが、苦難を経て最後には必ず栄冠を手にするのもホンダの歴史である。だからこそ、たとえ修羅の道であっても、きっと結果を出せると信じて不退転の決意で奮闘してほしい。

 決勝前日にもHRCはパドックエリアで取材に応えているが、そこでの説明を聞くかぎり、新しいチームと協働することの難しさは当然ありながらも、ドライバーからの叱咤激励を受け、スタッフはプロとして目の前の問題にひたすら向き合っているようだ。

 「長い目で見ていただければ」という発言は、ひとつずつ信頼を勝ち得て、最後には一丸となっていこうという前向きかつひたむきな方向性からくるものなのかもしれない。

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