スポーツ走行で習う正しいハンドル操作とは?
最後に、スポーツドライビングなどで教わる一般的なハンドル操作をまとめておこう。まずシートに深く座ってハンドルの頂点(12時の位置)を握ったとき、わずかに肘が曲がる程度にシートを合わせる。直進状態では、ハンドルの10時10分から9時15分付近を両手で握るのが原則だが、ハンドルのスポーク部分に親指の付け根を置く感覚で握ると疲労が抑えられるはずだ。
ここから右にハンドルを切ってみる。直進状態から両手でハンドルを回していくが、90度回したあたりから右手(6時付近にあるはず)がつらくなる。そこでここからは左手(12時付近にある)を中心にハンドルを切ろう。この状態で3時(ハンドル角180度)付近まではカバーできるはずだ。
では180度以上切りたい場合はどうするか。その時は左手を3時に置いたまま、右手で10時付近を握り直そう。ここからは右手でハンドルを切っていく。再び右手が6時付近に来たら、今度は左手で9時付近を握り直すのだ。これで再びハンドルを切り増すことができるが、たいていのクルマはこのあたりでタイヤの最大転舵角となり、ハンドルが切れなくなるはずだ。
一瞬のハンドル操作で危険を回避できることもある。正しいハンドル操作を身に着けておこう。
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