三菱 デリカD:5
続いてピックアップするのは、2007年に登場したロングセラーミニバンの三菱デリカD:5。中でも5年後高値で売れる可能性があるのは、2019年2月に登場したビッグマイナーチェンジ後のモデルだ。
外観は三菱のデザインコンセプトである“ダイナミックシールド”を採用。内装はインストルメントパネルのデザインが一新され、水平基調をベースにサバ杢柄の立体木目を採用するなど質感を向上させている。
2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、アドブルーを使用する尿素SCR4システムを採用するなど、主要部品の約50%を改良。組み合わされるトランスミッションも8速ATへと変更されている。
ADASと呼ばれる運転支援システムも一気に進化し、高速道路で追従走行が可能なレーダークルーズコントロールシステムが標準装備となった。
ビッグマイナーチェンジ前の2017年式の残価率が約71.5%とミニバンの中でもトップレベルなので、走行性能、環境性能、安全性能が向上した2019年式以降のモデルであれば、期待以上の高値で売れる可能性は高いと考えた。
レクサス RX
2022年6月にワールドプレミアされ、そろそろ販売開始となる。新型レクサスRXも高値で売れる車種だ。
外観はレクサスの新しいアイデンティティを表現した“スピンドルグリル”を採用。さらに走る楽しさを追求したパフォーマンスモデル「RX500h Fスポーツパフォーマンス」を導入するなど、これまでのラグジュアリー路線から大きく舵を切っている。
特に高値となりそうなのが、2.4Lターボエンジンを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載するRX500h Fスポーツパフォーマンス。そして、クラストップレベルのEV後続走行距離を実現した2.5Lプラグインハイブリッドシステムを搭載したRX450h+の2グレード。
先にリリースされたNXも1年待ちとなっているので、RXもグレードによっては納車まで同じくらい長くなる可能性もある。
スズキ ハスラー
ここからは軽自動車。旧型モデルの5年落ちでも約74.8%という高い残価率を誇っているスズキ ハスラー。2019年12月に登場した現行モデルならば、より高い残価率を記録しそうだ。
現行型ハスラーは、軽量と高剛性を両立させた新世代プラットフォーム「ハーテクト」、そして環状骨格構造などを採用。さらにボディのスポット溶接部に「構造用接着剤」をスズキ初採用し、部品間のわずかな隙間を埋めることで接合を強化することにより、ボディ剛性を向上させている。
運転支援システムも夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、全車速での追従機能を備えたアダプティブクルーズコントロール、車線逸脱抑制機能をスズキ軽初採用するなど高い安全性が魅力だ。
搭載する2つのエンジンにはマイルドハイブリッド機構が組み合わされ、軽自動車でトップレベルの燃費性能を実現するなど、軽自動車の中で高い実力を持っているのが理由だ。
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